生と死

  • 2015.01.16 Friday
  • 12:44
昨日のニュースをご覧になった方もいらっしゃると思います。
脳死女児提供の臓器移植手術、全て終了


実はこの女の子は私の息子と同じ幼稚園にも通園していた、息子の1つ下の学年の子でした。
心臓が悪く、闘病中なので、息子の幼稚園で、園児たちがメッセージを書いたと聞いてはいましたが、これほど深刻なこととはわかっていませんでした。

昨日息子と一緒にお通夜に参列させていただきました。その際下記の文面をいただきました。

「優希は原因不明の拡張型心筋症になるまで、大きな病気をすることもなく、元気に成長してきました。

昨年4月には幼稚園に入園し、初めての運動会の練習を一生懸命しておりました。運動会前日、風邪のような症状から病院を受診し、特発性拡張型心筋症であることが分かりました。

12月に容体が悪化し、補助人工心臓をつけて移植を待機することしか命をつなぐ方法がなくなりました。国内では、子供用の補助人工心臓が使用できなく、やむなく一時的な簡易の機械を使用するという選択肢しかなくすぐに、国のほうに訴えかけましたが、なんの連絡もありませんでした。

待機している間も小さい体で度々の脳出血や数回の開胸手術に耐えておりました。

さらに何度も血栓が補助人工心臓内にでき、そのたびに管の取り換えも行っており、本当に生きた心地がしない日々でした。

国内待機の限界を感じ、先生にお願いし海外での移植手術を目指し動き出しました。

受け入れ先も決まり、渡米への準備をしているさなかの1月の上旬に最も心配していた血栓が娘の脳に飛び重篤な脳梗塞(こうそく)を起こしました。

それでも諦めずに回復を祈っておりましたが、2日後に優希は脳死状態になりました。命をつなぐはずの補助人工心臓が娘の命を奪う結果となってしまいました。

優希には補助人工心臓のことを『あなたのことを守ってくれている大事なものだよ』といつも伝えていただけに、本当に無念でやるせない気持ちです。

優希がほぼ脳死状態にあると分かった時に私たちは、心臓移植待機中のことを思い出しました。国内では臓器提供が少ない現状を強く感じておりましたので迷わず優希の臓器を、移植待機されているお子様やそのご家族のために提供したいと申し出ました。私達は娘が発病してからの3カ月間、暗闇の中にいました。同じようなお気持ちの方に少しでも光がともせられたらと思っております。

今回の優希の死によりお伝えしたいことがあります。それは小さい子に、リスクの高い一時的(海外での使用期限は約1週間)な簡易の補助人工心臓しかつけられないという今の日本の現状です。子供用の補助人工心臓は海外では20年以上も前から使われているのですが、 日本では使用の許可が下りておりません。他のお子様とご家族に同じことが起こらないためにも一刻も早く改善して頂きたいと心から願っております。
それが、優希が命をかけて私達に伝えたかったメッセージではないかと思っております。
現在の日本の移植医療の現状を皆様にご関心を頂き、命のリレーが一般的な治療方法として日本でも行われるような環境に進んでいくことを望みます。」


これが全文ですが、一番肝心なところが削除された状態で公表されていました。News

こんな記事もありました。↓

 ドイツ・ベルリンハート社の小児用補助人工心臓は欧米での使用実績も豊富で、日本でも使用を求める声が医師や患者から上がっていたが、市場規模が小さく利潤が出ないとして、多くの企業は長い間、導入に尻込みしていた。

 東京大病院、大阪大病院、国立循環器病研究センターで承認に向けた治験が始まったのは平成24年。治験を統括する東京大の小野稔教授(心臓外科)によると、結果は上々で1年以上の使用に耐えられるとの見通しが出ており、今夏の承認が期待されている。

 小野教授は「小児用補助人工心臓が承認されていれば、すぐに取り付けることができた。治験がもう1年早く始まっていれば、女児は救われていたかもしれない」と指摘。日本小児循環器学会前理事長で東京女子医大の中西敏雄教授(循環器小児科)は「女児はデバイス・ラグの犠牲者であり、臓器移植に対する社会の理解が進まないことの犠牲者でもある」と話した。


「デバイス・ラグ」…海外で開発された最先端の医療機器が、日本で承認されるまでに生じる、時間の遅れを意味する語。デバイスラグが生じる原因としては、臨床試験の実施困難や、審査体制の未整備などが挙げられる。


日本の医療(歯科も含め)の保守的で、前例がないと動かないというお役所態度を目の当たりにして、義憤の念に駆られます。

でも、ご両親が他の子供を救ってあげたいと決定されたことは本当に素晴らしく、勇気があり、思いやりや愛情の豊かな、真の強さを持った方だと思います。

お通夜では優希ちゃんが好きだったアナと雪の女王の曲がお焼香中に流れていました。優希ちゃんのお顔は安らかで、眠っているだけかのようでした。涙が出て止まりませんでした。

何気ない日々の幸せに気づかされました。感謝できることが本当にたくさんあります。

またこのような悲しいことが起きないように、私のできることをやらせていただきたいと思っています。
まずは真実を伝えること。皆さんのシェアをお願いします。

優希ちゃんの姿をどうぞご覧になってください↓

優希ちゃんのお父さんのfacebook投稿

うれしい事続き

  • 2015.01.09 Friday
  • 17:59
新しい診療所を建てた1番の理由は、通いたくないところのトップに入る歯医者だからこそ、入ってみたい歯医者を創りたいという院長と副院長の長年の夢を叶えるためでした。

以前から通って下さっている患者さまは口々に、お城みたいで、来るのがワクワクした、とか、ゴージャスで素敵ですね!とかうれしい感想を言って下さっています。夜は7色に光るライトアップをしていますが、前を通った時に患者さまの娘さんがすごい綺麗!あのお城に入ってみたい!と言って下さったそうです。まさに欲しかった言葉をいただけて、うれしい限りです。一人でも多くの方に癒されていただければ幸いです。
絨毯ですが、土足で入っていただくようになっています。フカフカなので土足で入っていいのか迷ってしまう方がいらっしゃるようです。泥を足マットで落としていただいてから入っていただきます。オペ室は土足禁止で、スリッパに履き替えていただいています。

明日は土曜日!特にたくさんの方にお会いできそうです。頑張ります!

話は変わって、昨日はギフチャンがTV取材に来て下さいました。お昼の13時から17時過ぎまであちこち撮影していらっしゃいました。

10分くらいの番組と聞いていたのに、収録するのは長くかかって、本当にご苦労様だと思います。

私もチラッと映っているんですが、カットされるかなぁ?(笑)

レポーターの方はスタイルのいい方でしたよー


同じシーンを何度でもテンション上げて話ができるのがすごい!副院長や受付の子達のテンションが低く感じてしまうほど。レポーターの仕事って役者でもあったんだと関心しました。


キッズルームで遊ぶうちの娘も撮っていかれましたが、放映されるかなぁ?

放映は今月の末と聞いています。またはっきりしたらお知らせしますので、チェックしてみてください!

ところで、今日大学時代に仲良くしてくれていた同級生達が立派なお花を贈ってくれました!全く期待していなかったので、びっくりしたし、感激しました!こんな友達を持てて私は本当に果報者です。



1階の噴水のあるエントランスは南向きで日が差して温かく、皆さんが贈ってくださったお花のいい香りが立ち込めています。そこにいるだけで、かなり幸せを感じます。

また他の大学の同級生が久しぶりに連絡をしてきてくれて、移転おめでとう、私のブログを面白いから見てるよと言ってくれました。うれしいです(*´∀`)

更新がボチボチなんですが、面白い情報を発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします!

引っ越ししました!

  • 2015.01.07 Wednesday
  • 10:26
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

ブログの更新がかなり滞ってしまいました。言い訳をすると引っ越しと学会発表原稿の締め切りが近づいていたため、多忙でした。。。

さて、コメットは昨年年末に引っ越しをしました。スタッフみんなで力を合わせて、アイデアを出したり、進んで仕事をしてくれている姿は頼もしく、本当に感謝でした。

そして、1月4日に内覧会をおこないました。予想を上回る600名程の方々にお越しいただいて、駐車場が入れないため、諦めて帰られた方がいらっしゃったそうですし、アンケートを書いて下さった方用に用意していた500名分のプレゼントも足りなくなってしまい、お陰さまで大盛況でした。

私の同級生も来てくれて、思いがけないお花のプレゼントをくれたり、本当にうれしかったです。

内覧会では、見に来て下さった方に院内ツアーを組んで、進んでいただきました。それぞれの持ち場にスタッフがいて、ご説明をします。途切れることなくご来院者がいらっしゃったので、休憩もそこそこでしたが、どのスタッフも生き生きと説明している様子は本当に頼もしく、コメットは建物が綺麗なだけでなく、スタッフもピカイチだと自信を持って言える仲間に巡り合えていることに本当に感謝だと思いました。

新しい場所での診療も不慣れな点があったりしますが、快適にやっています。予約なしでお越しになる初診の方もいらっしゃいますが、チェアー台数も増えたので、スムーズにご案内させていただけています。

今までもそうでしたが、朝礼では副院長のアレンジした体操をしています。以前はチェア4台分の間でひしめき合っていましたが、多目的ホールで広々とできるようになりましたので、副院長はさらに張り切って号令をかけています。以前は物の影で見れなかったのですが、スタッフの体操もそれぞれ動きに個性があって、見てしまうと笑いが止まらないことも。

患者さまがもっと快適に治療を受けれて、喜んで通っていただけるように建設した新しいコメット。患者さまとのコミュニケーションをますます大事にしながら日々やっていきたいと思います。

現在ご来院になった方に3階のエステゾーンの見学と無料体験も実施させていただいています。お気軽にお尋ねください。

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