日本スポーツ歯科医学会

  • 2019.06.26 Wednesday
  • 11:33
6月22、23日の2日間、鹿児島で開催されたスポーツ歯科医学会の総会・学術大会に出席していきました。

鹿児島、私の記憶にないので、初めて行ったんではないかと思うのですが、薩摩藩、西郷隆盛、大久保利通などの幕末から明治維新にかけての歴史の舞台になったところですし、雄大な櫻島があり、美味しいものを食べられるところがたくさんあり、さらに観光客にとても優しい交通機関がそろっていて、観光するにはとってもいいところでした。

時間がなかったので、鹿児島中央駅前に少し行って、宿泊した天文館周辺をちょっと散策した程度でしたので、またいつかリベンジしたいなと思っています。

スポーツ歯科の学会なだけあって、スポーツ界で有名な方のお話もお聴きすることができた学会でした。
元ヤクルトと中日のプロ野球選手の川崎憲次郎さんには、野村監督と星野監督、落合監督の名将の言葉を拝聴しました。
名将1
名将2

色々深く、重みのある言葉を紹介していただきました。何かを変える時は抵抗もありますし、とてもエネルギーのいることですが、失敗で、成功なんだ!と変化を恐れることなくやっていきたいと思いました。


「パラスポーツと車いす」というタイトルでお話をなさった千坂香菜さんという方のお話は、とても心を動かされました。
千坂さんは2009年に東京医科歯科大学の歯学部を卒業し、歯内療法の分野で博士号をお取りになり、結婚もなさったすぐ後に、突然両下肢に麻痺が生じて、車いす生活になってしまいました。脊髄の良性腫瘍が原因でした。そこで精神的にも大変辛いのを乗り越えて、上半身のみで体を動かすリハビリに励み、日常生活を問題なく送れるようになりました。ただ、歯科医師の仕事は、足でフットペダルを使うので、普通に仕事をすることはあきらめて、歯科材料のメーカーに勤務されるようになりました。2017年にはご長女をご出産もされています。何か運動をしたいと出会った車いすフェンシングで、2018年にはアジアパラ競技大会にも出場されて、今もナショナルチームで強化選手として、仕事、育児・家事、トレーニングと日々忙しくされている、という様子を伺いました。
どんな状況になっても、諦めない、やる時は常に全力、という千坂さんの姿勢に本当に感動しました。
個人的にもお話させていただくことができ、千坂さんと研究の分野でコラボできないだろうかと思案しているところです。


さらに今回は韓国の慶熙大学から5人の先生がお越しくださっていて、一緒に食事をして頂く機会がありました。お隣に座らせていただいた先生は補綴とインプラントの教授で、海外留学の経験も多く、外国人の治療も幅広く手掛けていらっしゃる先生で、たくさんお話を伺うことができて、とても勉強になりました。Facebookでもつながることができ、今後もまたお会いできるチャンスがあるかもしれないと思っています。

そして、最終日の最後に、私の発表がありました。ちょっと緊張もしましたが、聴衆の方から好意的な反応をいただき、終わってホッとしました。
presentation

今回も私が学会に準備して出席できるように、家族やスタッフに支えていただきました。
本当に感謝したいと思います。
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