酸触症

  • 2018.01.13 Saturday
  • 11:07
今日は、自分の歯を守るため、全ての方に知っておいていただきたい情報を書きたいと思います。
酸触症についてです。

酸触症(さんしょくしょう)って聞きなれない言葉だと思います。
でも、すべての年代の4人に1人に酸触症が見られるという報告もあり、軽く見れなれないものです。

酸触症とは、簡単に言えば、酸で歯が溶けてしまっていることです。

歯の表面が白濁してしまっているだけの軽症なものから、歯の表層のエナメル質がすっかり溶けて、象牙質が見えてしまっていたり、歯の半分ほどがなくなってしまっているような重症なものまであります。

原因となる酸には、内因性のものと、外因性のものがあります。

内因性のものとは、胃液です。
胃食道逆流症や、摂食障害などで、嘔吐を繰り返していると、強酸の胃液に歯がさらされて、溶けてしまいます。

外因性のものとは、ずばり飲食物です。(かつては、メッキ工場などの酸性ガスの吸引なども問題になっていましたが)

2018年1月号のクインテッセンスからの拝借ですが、下記の表をご覧いただくと、市販されている飲物がどれほど酸性度が高いのかお分かりいただけます。

飲物pH
歯のエナメル質はpH5.5を下回ると、溶けだしてしまいます。
非常に多くの飲物が、pH5.5以下なのを知って驚かれるのではないでしょうか?

次の表は、先程の表に、果物や野菜などを私が付け足したものです。

果物

酸性の飲食物から歯を守ってくれるのは、唾液です。
口の中に入れた酸性のものを唾液で、洗い流し、唾液中の緩衝能のある成分が、口の中を中性に戻してくれます。

でも、例えば、運動しながら、スポーツ飲料をちょこちょこ飲んでいたり、しょっちゅう口に食べ物を含んだりしていると、中性に戻る間がなくなってしまい、歯が溶ける環境を作ってしまいます。
また、柑橘類やリンゴなどの酸性度の高いフルーツを前歯でちょびちょびかじるのも、歯にはダメージです。

胃液が原因で歯が溶けている場合は、歯の裏側と咬む面が溶けています。
飲物が原因の場合は、歯の表側など、唾液が流れにくい部分が溶けています。

対策としては、
スポーツ飲料や、酢を飲む習慣があるなら、ストローを使って、歯に飲物が触れないように工夫するのがいいでしょう。
ワインやビールなどを飲むなら、おつまみも一緒に食べて、唾液が出るようにしましょう。


ちなみに、「酸性度の高い物を食べて、すぐ磨く」は不正解のようです。
酸性の環境にさらされて、柔らかくなっているところをブラシでこすると、歯が傷ついてしまいます。

水でブクブクうがいくらいにしておいて、30分以上経ってから磨く方が良さそうです。
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