スポーツマウスガードのススメ

  • 2019.04.12 Friday
  • 12:55
新学期に入りました。我が家の息子は4年生に、下の娘は年長になりました。まだまだ甘えたちゃんの2人ですが、昨年度は病欠もなく、毎日元気に学校と幼稚園に通ってくれているので、ありがたいです。息子は小学校3年間皆勤賞で、このまま小学校6年間皆勤賞になってくれればいいなーと話しています。
ママの出張が多いところ、パパと協力して待っていてくれることに本当に感謝です。

6月に鹿児島でスポーツ歯科医学会があり、そこでの発表の準備のために、とっても忙しくしていましたが、何とか一区切りがつきました。今日はその関連でマウスガードについて書きたいと思います。

スポーツ選手でスポーツのためのマウスガード(マウスピース)について全く知らないという人はほとんどいないかと思います。
マウスガード装着が義務化されているスポーツは次のようなものがあります。

・アメリカンフットボール
・高校ラグビー
・ボクシング
・キックボクシング
・女子ラクロス
・極真空手
・アイスホッケー
・インラインホッケー

この他のスポーツは推奨されているものがほとんどで、禁止されている競技というのは、ほぼないようです。

2018年の第100回目の甲子園で準優勝した秋田県代表の金足農業高校の吉田輝星投手が白いマウスガードをしているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

マウスガードには、歯の外傷の予防、脳震盪の予防、一緒にプレーする人を自分の歯で傷つけてしまうことの予防などが期待されています。他にも、パフォーマンスの向上もあるかもしれないと言われています。

ある“かも”、というのは、マウスガードには多くの種類があって、快適なものもあれば、不快なものもあるわけで、不快なものは、パフォーマンスの向上に役立たなくても、全く不思議ではありません。

今回、私は2012年度の学校管理下で生じた頭部外傷について、統計処理を行いました。

頭部の外傷は、目や耳、口といった重要な臓器のある場所ですし、審美的な問題もあります。一番心配なのは、脳へのダメージです。それは生命に関わるかもしれないからです。

衝撃によって脳が大きく揺さぶられると、脳の組織や血管が傷つく脳損傷、脳の活動に障害が出たりする脳振盪など、大きなトラブルが起こり得ます。
脳振盪では、頭部への衝撃により脳に「ゆがみ」が生じ、意識を失ったり、頭を打った前後のことを覚えていない健忘が出たり、フラフラと体のバランスが悪くなったりします。これらの症状は、ふつう一時的ですが、ときにめまいや耳鳴り、頭痛などが何日も続くこともあります。脳振盪を繰り返していると、軽い衝撃だけでまたクラクラしたり、頭痛を起こしやすくなったりすることが知られています。今、世界中で、そのような状況をかえりみずに脳振盪を繰り返した、かつてのアスリートが問題を提起しています。彼らは歳を経てから記憶力や判断力が悪くなったり、怒りやすくなるなどの性格の変化や、認知症のような症状を呈したりしやすい、というのです。スポーツは心身ともに健全に発達・成長するために重要と考えられていますが、その過程で脳に傷を負えば、のちに後遺症を残したり、最悪の場合は命に関わったりもします。

以下に脳へのダメージについていくつか、説明とともにあげます。

・脳損傷
頭部外傷のうち、脳に生じたケガのこと。脳挫傷、急性硬膜下血腫、慢性硬膜下血腫などがある。

・急性硬膜下血腫
脳を包む硬膜、くも膜の間に出血が起こり、血腫となった状態。血腫は脳を広い範囲で圧迫し、脳の血流障害や強いむくみ(脳浮腫・脳腫脹)を引き起こす。速やかに専門施設に搬送し、必要に応じて手術を受けなければならない。手術までの時間が短ければ短いほど、救命の可能性も高く、一刻を争う。

・慢性硬膜下血腫
外傷後1〜3か月かけてゆっくりと頭蓋内に血腫が形成される。血腫が少しずつ溜まるので、手足の麻痺、歩行障害、がんこな頭痛、性格変化、認知障害などの症状が少しずつ悪化する。

・脳振盪
おもに首から上への衝撃によって、脳のはたらきが障害されること。CTなどの画像検査では、明らかな異常が認められない。代表的な症状は「混乱」や「健忘」。意識を失うかどうかは決め手にならない。


今回統計を取っていて、サッカーとバスケットボールでの脳へのダメージが考えられる傷病名のついているものの割合が高いことに大変驚きました。

2012年度、全国の保育所から高等学校の学校管理下でサッカー・フットサルで起きた頭部外傷4172件のうち、755件(18.09%)が、バスケットボールで起きた頭部外傷2584件のうち、372件(14.39%)は脳へのダメージが考えられる傷病名でした。

このうち緊急対応が必要となったに違いない、命に関わる危険度の高いものは、サッカー・フットサルでは43件(1.03%)、バスケットボールでは、16件(0.61%)発生していました。

奥歯がしっかりと噛みしめられるマウスガードの使用で、首の筋肉が増強されるというデータがありますので、頭の揺さぶりが減ると考えられます。そうすると、脳へのダメージを軽くできたかもしれません。

サッカーやバスケットボールでのマウスガードの義務化、最低でも、強く推奨されるようになって欲しいものだと思います。

変顔をしては写真を撮れという娘
子供たちに元気に育って欲しいと思うのは親の共通の願いだと思います。

平昌オリンピック選手とニューロマスキュラー

  • 2018.03.06 Tuesday
  • 17:07
ニューロマスキュラーコンセプトを学んでいる、世界中の歯科医師と繋がるネットワークがあって、症例を相談したり、報告したりできるのですが、その中で、ニューロマスキュラーコンセプトのスポーツガードである、Agility Guardをつけていた、オリンピック選手の一覧を見ました。

カナダ、アメリカ、ブラジルの選手の名前が書いてありました。

Manny Osborne-Paradis, Audrey Robichaud, Lanette Prediger, Phil Brown, Christopher Spring, Ben Coakwell, Grace Dafoe, Dave Greszczyszyn, Elizabeth Vathje, Jesse Lumsden, from Brazil...Cristiano Paes, Heather Paes, TeamPaes Brasil Bob, Fabio Silva Oly, Marina Tuono and Isabel Clark, and from the USA, Elana Meyers Taylor (who won Silver in Korea), and Katie Uhlaender

銀メダリストもいるんですね!
私も、オリンピック選手のアシストをしていきたいと思っているので、この情報はいい刺激になりました!
その夢を実現するためにも、来月から、東京に通い始めます。

診療のお休みいただく日もあり、患者様やスタッフにはご不便、ご迷惑をおかけしてしまうのですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

競輪選手の森川大輔さんにニューロマスキュラースポーツガードを入れさせていただきました。

動画はこちら(Facebookに飛びます)

握力も
右手51.7Kg→ 56.9Kg
左手 55.3Kg→ 59.5Kg

と変化しています。

ご活躍が楽しみです!

テンションが上がる事

  • 2018.02.20 Tuesday
  • 17:20
先週、ニュロマスキュラー矯正治療をさせていただいている患者様の、再確認のための、咬み合わせ検査をさせていただいている時に、
「先生のブログ読んでますよー大学での勉強も頑張ってくださいね!」
とお声がけいただきました。
ブログを読んでくださっていることもうれしいですし、私が頑張ろうとしていることも理解して、励まして頂いて、すごくうれしかったです!
「勉強するっていくつになっても大切なことよね〜」
とご自分の経験を通しても、いろいろ教えていただきました。

検査の時の、患者様とお話しできるのは、とっても貴重な時間です。その方の背景をお聞きして、治療の進め方を決めるのに大切ですし、矯正治療のような、長い時間を一緒にシェアさせていただくような時は、友人のように親しくさせていただいたりして、おしゃべりを楽しませていただいています。


先週の2月14日は、息子の授業参観がありました。ここのところ毎年2月14日に授業参観があるのですが、何か意味があるのかしら?と思ってしまいます。
この日に、チョコレートのやり取りを、お母さん同士でしてます。うちも、ありがたいことに、息子が仲良くしていただいてるクラスメートのお母さんから、チョコレートをいただきました。今からお返しは何にしようかと、ワクワクしてるところです。

息子の授業参観は、「ありがとう発表会」というテーマで、生まれた時から、今までのことを、親にインタビューして、その中で小さいころどんなエピソードがあるのか紹介し、今年頑張ったこと、最後に親に一言「○○してくれてありがとう。」と1分間のスピーチをするというものでした。

何を言うのかは発表前には、親に絶対秘密で、息子に、「ママ、きっと泣くよ〜」と言われていたので、とっても楽しみにしてました。やはり、うるうるきました〜

子供に「ママきれい」とか「ママ大好き」と言ってもらえるのは、本当にうれしいですねぇ〜堂々とそう言ってもらえるように、こういう人になりたいと思ってもらえるような、カッコいい背中を見せていかなくては!と思っています。

話は変わって、日曜日に中部デンタルショーに行きました。そこで、歯科材料メーカーさんにテンションの上がるものをいただきました。

何だかわかりますか〜?


左は本物のタービン(歯を削る道具)で、右は、頂いたボールペンです。本物そっくり!!
すごくテンション上がりましたが、テンション上がるのは、歯科関係者だけですかね(笑)


さて、また話は変わって、京都からご縁あって、お越しいただいた、ジョッキーの小牧太さんにニューロマスキュラースポーツガードを入れさせていただきました。力の入り方が違う!と言っていただいています。

マウスガードを入れていない時と、入れている時の差をテストしています。
facebookにアカウントをお持ちの方は、どうぞこちらをご覧になってくださいませ。

確実に結果が出るとテンション上がりますね!

大学で本格的に研究することになりました

  • 2018.01.30 Tuesday
  • 16:41
去年から、ニューロマスキュラー・スポーツガードについて、検証したいと思って、以下の項目を念頭に置きながら、研究を指導してくださるベストな先生を探していました。

・顎位を変化させると、全身に影響が出ることを研究していらっしゃること
・マウスガードについて研究し、一流アスリートのマウスガードを実際に臨床で扱っていらっしゃること
・マウスガードについて、インパクトファクターのある雑誌に英語で論文を書いていらっしゃること
・私が通える距離にいらっしゃること

マウスガードについての論文や本をたくさん読んで、これを書かれた先生は、私を指導してくださるだろうかと、直接メールを送らせていただいたり、先生個人のメールアドレスがわからない場合は、在籍されている大学にメールを送って、アドレスを教えていただくようにお願いしたり・・・

何のコネクションもないのに、いきなりコンタクトを取ってくるので、怪しい人になっていたかもしれません(苦笑)

いろいろ調べているうちに、この先生こそ、日本でトップの先生だ!と思う先生に出会えたので、先生の名前がついている、約20年分の論文をネットや図書館から集めてきて、読みました。

熱い思いをメールさせていただいたところ、

「様々な観点よりマウスガード、咬合に関して検討して行くことはスポーツ歯学の発展にとても重要と考えます。また、その結果を選手やスポーツ愛好家の方々へフィードバックして行くことは我々の使命です。

先生のご提案、非常に興味深く感じました。これまでの私どもの研究の発展形と成るのではないかと思われます。また、その結果を論文に繋げて行くことは今後の歯科、スポーツ歯科の発展に寄与するものと思われます。」

とお返事をいただきました。

それまで、メールを送らせていただいた他の先生方からは、お返事をいただけなかったり、私が添付させていただいたニューロマスキュラーの論文を読みますね、で終わってしまっていて、具体的に話が進まなかったのですが、すぐにお会いする日程をご相談させていだきました。

うれしくて、うれしくて、小躍りしながら、コメットメンバーと子供たちに報告しました。

念願かなって、つい先週にお会いしてきたところです。

日頃、どのようにニューロマスキュラーで咬み合わせを決めているのか、検査の様子、マウスガード装着後のテストの様子を録画していったものをご覧いただきました。

「これは、おもしろいね〜!東京オリンピックまでに、選手に還元できるようにしたいね!」とおっしゃっていただきました。(それ、まさしく私が思っていたことです!)

ということで、今年の4月から、東京歯科大学の専攻生として入学することになりました。

・ニューロマスキュラースポーツガードについて、アスリートを対象に研究すること
・研究成果を論文にし、インパクトファクターのある雑誌に掲載されること
・歯学博士の学位を取得すること

が当面の目標です。新しいことを始められるので、すっごくワクワクしてます!!
また、ここで、いい報告ができるように頑張っていきます!



さて、話はがらりと変わって。

ご存知な方もいらっしゃるかもしれませんが、当院がマタニティーハラスメントをしたとして、技工士の元スタッフが裁判を起こし、一審では、当院が敗訴しました。

言いたいことは色々ありますが、、当院は、判決は当然、不服なので上訴します。

無断欠勤を注意されたから、傷ついた。
自分のいない時の技工室でのスタッフの会話を録音して聞いてみたら、傷ついた。(盗聴はいいのか?!)
だから、うつ病の診断書をもらった。
マタハラだ、と。

だいたい、盗聴してる時点で、裁判を見据えて、お金を取ろうとしてる匂いがしますね。
うつ病の人って、そんな計算ができる元気があるんですかね?

うつ病の診断書なんて、当てにならないですよねーこんな記事も見つけました。

当院でも、過去に、昨日まで、普通に働いてた人が、いきなり辞めたくなった(シングルマザーの方で、プロポーズされて、相手に家に入ってほしいと言われたとかで)けど、規定で退職届を出しても、すぐは辞められないと言ったら、次の日の朝一に、「病気だから働けません!」とうつ病の診断書を持ってきた人もいました。仕事が終わってその足で診断書をもらいに行ったことになりますよね。精力的だこと。

色々なモラルの人がいますからね。

だいたい、マタハラって、当院では考えられないです。だって、うちのスタッフで、産休・育休をとったスタッフは、ここ数年でも4人はいます。育休後退職なさった方はお一人ですが、復帰してきてくれた方、復帰予定の方も3人いらっしゃいます。

それに、うちのスタッフの半分以上は、私も含め、お母さんです。学校や幼稚園行事で、仕事を抜けることもありますし、お互い様なので、当然、みんなそういう事に理解があります。

スタッフ達は、口をそろえて、マタハラなんてありえない、ちゃんと手当てしてもらってると言ってくれます。

今回の裁判官は、途中で交代したりされたそうで、あまり深く審議してくださる時間がなかったのではないでしょうか。

二審で、あるいは、最後には、必ずや正義がなされると確信しています。


杉江アマゾン大輔さんのニューロマスキュラースポーツマウスガード

  • 2017.12.22 Friday
  • 17:51
ブラジリアン柔術の選手であり、インストラクターでもある杉江アマゾン大輔さんのニューロマスキュラースポーツガードを作成させていただきました。このスポーツガードの意義は、ずばり、パフォーマンスの向上です。
アマゾンさんの略歴はこちら

実は、アマゾンさんとは、以前からご縁があって、2015年1月16日にも「生と死」というタイトルで、ブログを書かせていただいています。

以下が理想的な顎の位置を決めていく方法です。
まず、K7という下顎運動解析診断総合コンピュータシステムを用いて検査をします。
その時の様子はこんな感じです。

K7-1

下顎がどのように動いているのか見ているところです。
下顎の最大運動可動域、最速最大開閉口、下顎安静位からタッピング時の動き、ガム咬みの咀嚼運動などを見ます。

EMG


最大に噛みしめをしている時の筋電図を取っているところです。何もなしの状態と、コットンを介して噛みしめている時の差を見ています。
さらに、下顎安静時の筋電図も計測します。


この検査の後、ベッドで寝てていただきながら、マイオモニタと言う経皮的電気刺激装置(低周波)を45分ほど使って、顔面の咀嚼筋、表情筋、僧帽筋を中心に筋肉のリラックスをはかります。

再度、検査機器をつけていきます。お顔の表情から力が抜けているのがおわかりいただけるかと思います。
K-2

この状態で、下顎が電気刺激で上下に動いている位置と、普段の咬みわせている位置を比較します。

scan5
アマゾンさんの場合は、いつも咬んでいる場所よりも、前方に3.1mm、左側に1.4mmずれたところに、噛み合わせの理想位置がありました。

この位置で咬み合わせを取り、スポーツガードを作成しています。

今回は比較検証のため、上顎のソフトタイプと下顎ハードタイプの2つを作成させていただきましたが、下顎タイプの方が、握力検査で良い結果でした。

何も入れてない時の握力→下顎タイプを入れての握力:
右48.7Kg → 56.6Kg  
左46.0Kg → 49.3Kg

装置をお渡ししたその日に、何もはめていない状態と、下顎タイプをはめた状態で、力の出具合、柔軟性などをテストしました。力技のテストでは、当院の男性スタッフHさんに助けてもらっています。
もともと屈強な方なのですが、全てのテストにおいて、スポーツガードを入れた状態の方が良い結果でした。
動画でないと分かりにくいですが、、、左が何もなし、右がスポーツガードありです。

C-1

C-2

スポーツガードを入れてない状態では、抵抗する際、体が動いてしまってましたが、スポーツガードを入れた状態では、Hさんが思いっきり力を入れても、びくともしません(゜ロ゜;ノ)ノ

アマゾンさんにご使用いただいて、「良い感じ、踏ん張りがきく」とコメントいただきました。

現在、プロの方、トップアスリートの方限定ですが、無料モニターをさせていただいています。ご興味のある方はご連絡くださいませ。

ニューロマスキュラー・スポーツガードの効果

  • 2017.10.27 Friday
  • 11:40
前回のブログで、ニューロマスキュラーポジション、つまり顎の「最適な」ポジションで作ったマウスガード(チャン先生のアメリカやカナダのグループはAgilityGuardという商品名で取り扱ってます)を使っている選手の声を紹介しました。

YoutubeにもAgilityGuardの動画がいくつかアップされています。噛み合わせの取り方などの雰囲気を分かっていただけると思います。良ければ、こちらをご覧になってください。


動画をご覧いただくと、ニューロマスキュラーポジションで咬み合わせると、瞬時に可動域が増えたり、筋力が増したりしているのがお分かりいただけるかと思います。この動画の後半で出てくる、選手のパフォーマンステストをしている、ゴツいおじさまは、John Schaefferという、トップアスリートを何人も育てているトレーナーです。科学的根拠に基づいてトレーニングを組んでいらっしゃる方です。

当院のスタッフで、矯正治療を始めることになったKさんにニューロマスキュラー検査をして、顎の位置を最適化する「オーソシス」と呼んでいるマウスピースを入れてもらいました。先程の動画のように、入れる前と、入れてからの比較の記録に協力してもらいました。

まず、握力検査。
オーソシスを入れる前→オーソシスを入れた状態
右手29.1Kg→30.5Kg(差1.4Kg)
左手27.3Kg→28.3Kg(差1.0Kg)

前屈
前屈

回旋運動
回旋


Kさん本人は正直、「そんな変わんないでしょー」って思っていたそうで、回旋運動で、最初に手を回せたところまで置いた目印を、オーソシスが入った状態では、軽々と超えてしまったので、本人が「怖っ!」と言ってました。「さっきと同じようにやっただけなのにー!何これー!」と言うので笑ってしまいました。オカルトがかってるように感じたんですかね?
前屈も、本人は「変わらなかったでしょ?」と言うので、写真を見せて、より柔軟性が増してるよと答えたら「え〜本当だー」という反応。
握力も女性の平均は28〜29Kgだそうなので、1.4kg増やせたってすごいことだと思います。

特別頑張った感がないのに、体に違いが出てくるって咬み合わせってすごい潜在能力を持ってますよね。
特別に病気がない人でも、効果が発揮されるのは、ニューロマスキュラーコンセプトが確かに真実である証拠だと思います。
当院の他の患者さんにも、オーソシスを入れて、ゴルフコンペで優勝しちゃった〜!と大喜びされている女性の患者さんがいらっしゃいました。オーソシスで握力が増えたり、より腰が回せたりするのを見ると、オーソシスの効果があったと言えると思います。

これはチャン先生の講習会で見せていただいたスライドです。同じ日の頭蓋正面からのレントゲン写真で、左がオーソシスを入れる前、右が入れた時です。

頸椎

オーソシスを入れただけで、頸椎の並びが変わって、より真っすぐになったのがお分かりいただけますよね?
顎の位置が筋肉のバランスを変え、骨の並びも変えてしまうのです。すごくないですか?!

コンマ何秒の差、コンマ何センチの差が、競技の順位を変えるようなトップアスリートの世界では、ニューロマスキュラー・スポーツガードはきっと大きな助けになる事と思います。

また、今現在のパフォーマンスの質を低下させないで、選手生命を長く維持していくためにも、このスポーツガードは役に立つはずです。

スポーツを長く行っている選手のなかには、特に怪我をしたわけではないのに、非常に歯がすり減っていたり、歯を支えている骨が溶けてしまっていることや、奥歯がなくなってしまっていることがあります。これは、スポーツ時の強い噛みしめが原因でしょう。

運動時に噛みしめることは、パフォーマンスの発揮や安全性の向上に役立つのですが、歯がすり減ったり、なくなってしまうことで、噛みしめが十分にできなくなると、頸、背中、四肢の筋力を低下させてしまいます。スポーツガードをつけることで、健全な歯、歯列を維持することができ、それが、怪我の予防や、怪我の重症度を軽減することにつながり、ひいては、運動機能の維持、選手生命を守るうえで重要だと言えるでしょう。

真剣にスポーツをされてる方、顎の調子が悪い方、ぜひご相談ください。
次のレベルの新しい世界が待っているかもしれません。

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