今日で年度末になってしまいました!

  • 2020.03.31 Tuesday
  • 12:56
世界的に新型コロナウイルスの大流行のこの時期、不安を抱えていらっしゃる方が大変多いと思います。
私の予定していた出張も次々とキャンセルになって、自粛ムードが色濃くなっています。

昨日は志村けんさんがお亡くなりになられてしまったという衝撃的なニュースが流れて、患者さんともその話題が出ましたし、仕事に影響の出ている方もいらっしゃるとお聞きします。

コメット歯科に通院してくださっている患者さんの中にも、新型コロナウイルスの影響でキャンセルをする方がちらほらといらっしゃいますが、ありがたい事に、私の仕事状況としてはあまり変わらず、充実している毎日です。

州によって違いがあるものの、アメリカの歯科医院は緊急の患者さん対応以外は、クリニックを閉めておくように勧告されているとのことで、給料の支払いなどに頭を抱えていらっしゃる先生も少なからずいっらっしゃるようです。

日本は緊急事態宣言までぎりぎりだと言われていますが、そのぎりぎりを何とか持ちこたえて、国民生活に影響が出過ぎないようになればいいけれど、と思います。

新型コロナウイルス関連の文献や記事を読んだり、4月からは、保険点数改定があるので、その勉強など色々やっていたら、あっという間に3月の最後になってしまい、まだ今月のブログを書いていない!と慌てて書いているところです。

中国で感染が広がりだした時には、若年層では、症状が軽く、持病がある人や、高齢者では深刻になる確率が高いとの情報が流れたので、若い健康な人たちはあまり深刻に考えなかったかもしれません。でも、海外では若年者でも重症化したり、死亡してしまうケースもあるようですね。カリフォルニア州に住んでいる友人から聞いたところでは、17歳の健康なスポーツマンがコロナウイルスによる感染で亡くなったとのことでした。

背景には、国の医療制度の違いなどもあるのでしょうが・・・

ただ、読んだ文献の中で、気になったのが、ウイルスが世界中にばらまかれる間にかなり速いスピードで変異しているとのことでした。その著者は、ウイルスが感染者と共に長距離、飛行機に乗って、紫外線を強く、長い時間受けることで、変異が加速したのではないかと推理していました。

もしこれが本当なら、春休みに外国などでウイルスを拾って、持ち込まれたウイルスは、最初のものより扱いにくくなってしまったりしているので、若年者でも症状が重くなったりするのだろうかと考えてしまいます。

いつ感染してしまってもおかしくない状況なので、仮に感染してしまっても、重症化しないように、免疫力アップは非常に重要ですね。

今月の院内勉強会で学んだことですが、免疫力アップにはビタミンDが重要です。ビタミンDについては、以前にもブログを書いたことがありますので、そちらも参考になさってください。
活性型のビタミンDは日光に当たることでも作られますが、十分にするには、食品から取り入れる必要があります。

日本人の8割は量が足りないことが多いので、質のいいサプリで取り入れるのが一番効率はいいかと思います。

免疫力アップには笑いや癒しも大事ですよね。

うちでは黄色いセキセイインコを飼っていて、名前は「レモン」です。家族みんなでレモンに癒されています。
なんだかんだとしゃべるのですが、よくわからないことが多くて、はっきり聞き取れるのは、「レモンちゃん、かわいい」というポジティブ全開な言葉です。
Lemon

サラダが好きですが、何で盗み食いします。でも、麺類はくちばしにくっつきまくって、変な顔になり、みんなに大笑いされます。

私が洗い物をしていると、飛んできて、水浴びしていく可愛い子です。

皆様も免疫力を高くして、この時期を乗り越えていけれますように!

子供の健やかな成長のためにーその5

  • 2020.02.25 Tuesday
  • 14:35
2月もあっという間に過ぎてゆき、残り数日になってしまいました。
ありがたい事に毎日がとっても充実しており、感謝です。子供の行事や、出張などで、お休みをいただく日が5月まで続き、患者様とスタッフにはご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

日曜日に娘の幼稚園の生活発表会がありました。娘は今、年長で、未満児クラスの時から今の幼稚園にお世話になっています。4歳上の息子も同じく、未満児クラスから年長まで4年お世話になり、私たち親は8年通わせてもらいました。それももう最後なんだなぁーと思うと考え深いものがあり、ジーンときました。
卒園式では泣いちゃいそうです。

さて、まだ続いております、子供の健やかな成長のためにシリーズ、今日は5回目です。
前回は、虫歯を引き起こす原因菌と食習慣について書きました。今日は虫歯の引き金になるほかの要素について書きたいと思います。

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図には、「唾液の分泌量や抵抗力」と書いてありますが、本人の歯と口の、虫歯菌に対する抵抗力が関係しています。

唾液の量が多いと、唾液の緩衝能(酸性になってしまった口の中を中性に戻す力)が高くなります。
逆に、唾液の量が少ないと、虫歯菌を洗い流す作用も弱くなりますし、なかなか口の中を酸性から中性に戻すことができません。

唾液の中には抗菌作用のある物質も含まれていますが、免疫力が高い人は多く作ることができます。
抗菌作用のある物質は、作られるにあたって、アミノ酸や、補酵素として働くミネラルなどを必要とします。食事から取り入れる、たんぱく質やミネラルが不足していると、抗菌作用も不十分になってしまいます。

「免疫力が高い=栄養が足りている」

と言っても過言ではないと思います。

新型コロナウイルスについて連日報道されていますが、やはり、ウイルスへの抵抗力もしっかり栄養を取れているかどうかが大きな違いになります。

また、神経がある歯は、神経から歯への栄養分の補給が行われて、歯質を強化しているという事がわかってきました。ここでも関係するのは、アミノ酸やミネラルです。

なので、虫歯や歯周病は「栄養失調」の表れだという考え方もあるくらいです。

ということで、やはり、食事をバランスよくとることは大事です。

ですが、残念ながら、ここ最近採れる野菜のミネラル量はかなり減少しているとのことですし、
「オリゴスキャン」のような信頼できるやり方で、ミネラルバランスを検査して、不足しているものは、サプリなどで補うのが一番効率がいいわけです。

虫歯は、富裕層には少なく、貧困層に多いという統計をご覧になったことがあるかもしれません。

これには色々な原因があるかとは思いますが、1つ言われているのは、貧困層の食事は、糖分が中心になってしまい、たんぱく質や野菜が不足しているという事が挙げられていました。

糖分が、直接口の中を酸性環境にして、虫歯を引き起こすと同時に、虫歯菌に抵抗するために必要なアミノ酸やミネラルが不足しているから、ということがあるでしょう。

歯の本数が減ると、その人の収入も減るという統計もあります。

歯の本数が減ってしまう環境がすでに、収入が少ないからなのかもしれませんし、歯の本数が少ないせいで、栄養のあるものが食べれなくて、病弱になり、仕事ができないのかもしれませんし、背景は様々だとは思います。が、お口の健康と豊かな生活はやはり繋がりがありますよね。

お子さんの歯を守ってあげることは、その子の将来の健康と幸福に大きな意味があると思います。

この続きはまた次回に。



イチゴがとても美味しい季節なので、イチゴ大福を作りたくて、求肥を娘と一緒に粉まるけになって作っていたら、いたずら心に火がつき、顔にアイライナーでお絵かきしちゃいました。まぶたの上に目を描いて、目をつぶっているのに、目が開いてる〜!!って大笑い!娘もひょうきんな表情をして、たくさん笑わせてくれました。
笑いも免疫力アップに大事ですもんね!という言い訳で今日は終わります・・・この写真が皆様を笑顔にさせれたら幸いです。

子供の健やかな成長のためにーその4

  • 2020.01.18 Saturday
  • 17:15
1月も残り2週間を切ってしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。
何かとイベントがあって、バタバタしておりましたが、ちょっとほっと一息できたので、ブログを書かせていただいています。

ここのところ、例年、年末年始は車で行ける範囲のスキー場に遊びに行っている我が家ですが、今年はとても雪不足で、宿泊予定のホテルから、スキー場がオープンできないかもしれないと事前に連絡を受けました。結局、恵みの雪が降り、ラッキーなことに、スキーを楽しんでくることができました。

1年ぶりに滑った子供たちのスキーの腕は、去年より上達していて、成長を感じましたが、相変わらず、そり遊びも大好きで、兄妹2人で1台のそりにまたがって、飽きることなく何度も滑っているのを見るのもほほえましかったです。




さて、今日はタイトル通り、虫歯予防についてお話させていただきたいと思います。

まず虫歯になる原因から復習していただきたいと思います。
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歯にくっついているプラーク(歯垢)はう○こよりも、ばい菌の量が多いんです!ご存知でしたか?!

プラークは色々な種類の菌が協力し合って、コロニーを形成していますが、その菌叢は、人によって違います。腸内細菌も様々な菌種があり、人によって、どの菌がどれほどの割合を占めるのか、大きく差があることについてお聞きになったことがある方も多いと思いますが、口の中も同じように、虫歯を作りやすい菌種や歯周病を引き起こしやすい菌種など様々なものがありますし、その数も個人により違います。


虫歯菌は、状況が良ければ、40分に1回分裂して仲間を増やすと言われていますので、こうしている間にでも、お口の中で虫歯菌は増えています。

口の中の菌のエサは何でしょうか?砂糖?

それだけではありません。もっと色々食べられるんです。
実は、私たちの体液すらもエサにしてしまう菌もいます。なので、仮に口から食事をしなくても、口の中の菌は、何の問題もなく仲間を増やせます!
むしろ、食事をすると物理的にこすれて、口の中の菌が減る(飲み込む)ので、口から何も食べれない方のお口の中は菌が繁殖しやすい(汚れやすい)のです。

プラークというのは菌の塊なのですが、自分たちが流されずに、仲間と歯にくっついていられるようなネチャネチャした成分(多糖)を自分たちの周りに作ります。これは、唾液中に含まれる抗菌成分から、菌を守るバリアーにもなります。その毛布にくるまっているような状態で、歯を酸で溶かしてしまう状態が長く続くと虫歯ができてしまいます。

ところで、どのくらいの酸で歯は融けてしまうのでしょうか?

このことは以前のブログにも書きましたが、歯の表層のエナメル質はpH5.5付近、エナメル質の下の象牙質や、乳歯、生えたばかりの幼若永久歯はpH6.0で溶け始めてしまいます。

虫歯菌として有名なミュータンスレンサ球菌は多量の砂糖のある環境で自分の周りの環境をpH4.3付近まで低下させるそうです。プラークがずっと歯にくっついていたら、虫歯になるのは納得ですね。

でも、歯は、酸に溶かされっぱなしではないんです。溶け出てしまった、カルシウムやリンなどのミネラルが歯に再度戻ることもできます。これを再石灰化と言います。

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何か食べれば、口の中にあるプラークは酸性になり、歯が溶けてしまう濃度になりますが、歯磨きでプラークが洗い流されたり、唾液中の中性に戻す成分などのお陰で、唾液中のミネラル分が歯に戻ってくることができます。

じゃあ、おやつはシュガーフリーなら大丈夫?

シュガーフリーという事は人工甘味料、糖アルコール、やフルーツ、牛乳といったものでしょうか。

人工甘味料や糖アルコールは確かに虫歯菌が「食べれない」ものです。人工甘味料は身体への害も心配ですので、糖アルコール、例えばキシリトールなどは安心です。

フルーツや牛乳(母乳)は果糖や乳糖が含まれていますので、虫歯菌は「食べれる」ものです。虫歯にならないとは言えないでしょう。

さらに、意識していただきたいものは、酸性度です。
歯は酸で溶けるので、酸性度が高いもの(pHが低いもの)は歯を溶かしやすい環境を作ります。

pH1
pH2

この続きはまた次回に

2019年最後のご挨拶

  • 2019.12.20 Friday
  • 17:18
今年も残すところ10日程になりました。年齢を重ねると、1年が年々早くなると言われることもありますが、本当にそうだと思います。
今年も、支持してくださる患者様、頼もしいスタッフに支えられ、楽しくて、やりがいのある仕事をさせていただけたことに感謝ですし、私があちこち飛び回ることを理解し、サポートしてくれる経営陣と家族にも本当に感謝です。

来年もますますハングリーに勉強していく予定がたくさん立っていますので、今からワクワクしています。

コメットに来てくださる患者様に、私達が心から患者様のことを思って診療やお話をさせていただいていることが伝わるように、また患者様から「ここに来てよかった」とお言葉が頂けるように、日々精一杯、診療に当たらせていただきたいと思います。

さて、嘘偽りなく、そんな気持ちで日々いる私に、悲しい気持ちにさせられる出来事がありました。それは、Googleのコメット歯科クリニックの口コミを入れた方のコメントです。以下コピー&ペースト↓

田中太郎
歯列矯正をして、ワイヤーを支えてた奥歯(神経抜いた歯)が破折しました。矯正治療完了後、定期治療ということでx線撮影をしたところ、破折した奥歯周囲の歯槽骨が明らかに黒く変色していました。若い女医さん(娘先生)にどんな症状なのか質問し、私の方から「破折してるんじゃないですか?」と聞いても「う〜ん、う〜んわかんない」を連発していました。とぼけているのか、x線写真の解析力不足なのか、いずれにしても問題アリです。らちが明かないので、後日、他の歯科医で診療してもらいました。x線撮影ですぐに「破折してます。」と結果を告げられ、抜歯することとなりました。ここで矯正治療したことを後悔しています。

ご返答をいただきましたが、謝罪は不要です。もう関わりたくないです。私は、歯列矯正をしたいけど、どこの歯科医がいいんだろうと悩んでる方々に向けて投稿しました。歯列矯正を行う歯科医について正確な情報が少ない中、私のように100万円以上の高額なお金を支払ったにもかかわらず、悲惨な目に会う人を減らしたい為です。破折以外にも、ピンインプラントを打ち込んだ近くの小臼歯の根の端が、丁度その形に欠けてたり、抜歯矯正で隣り合う二本の小臼歯の内、どっちの歯を抜くか聞かれないまま神経のない歯を残し、神経のある健康な歯を抜かれたりと納得できない事もありました。


引用終わり

この口コミを読んでから、こんな事例があっただろうかと、かなり考えましたが、全く覚えがありません。全ての衛生士さんに、こんなことがあったか聞いて回りましたが、皆さん、全く思い当たりません。

もしこれが本当ならば、心から謝罪したいと思いますし、そのレントゲンを見直して、診断ミスをするような事例だったのか、私の勉強のためにもぜひ教えていただきたいと思い、ご連絡をお願いしましたが、お断りになられました。


・私が「わからない」を連発して、患者様にらちが明かないと思わせた。
・神経が生きていない小臼歯を抜くこともできたのに、生きている小臼歯を抜歯する矯正治療を、選択肢を与えられることなく受けた。


矛盾だとか、突っ込みたいことは山ほどあるのですが、
まずひとつ、私は患者様を不安にさせるような発言には非常に気を付けています。それを繰り返して言うなんて、とても考えにくいです。特に「わからない」なんて、歯の診断の上で使うことなんて、まずないな、と思います。仮に診断に不安を感じる時には、患者さんにそう言う前に、他の当院にいる頼もしいドクターや、その道に秀でていると思う先輩の先生に意見を求めに行きますから、私一人で「わからない」まま完結させるようなことはあり得ないです。
また、ごまかしも大嫌いです!!嘘やごまかしはその場しのぎになるように見えますが、必ずしっぺ返しがあると信じていますから。

それから、矯正治療に携わって12年以上になりますが、患者さんの意向を伺うことなく、矯正の方針を決めて、実施したことなど、ただの一度もありません!!これは胸を張って言えます。
そして、私は小臼歯抜歯を極力避けています。患者さんがご自分から小臼歯抜歯を選択されることはごくたまにありますが、それでも、抜かない方法で矯正をすることをおすすめして、十分に説明がなされて、ご理解いただいた上での患者さんの選択だとこちらが納得できるまで時間を取って、説明を繰り返しさせていただきます。

やむを得ず抜歯するならば、やはり、死んでいる歯や、被せ物がしてある歯など、より条件が悪い歯を抜くことは、当たり前すぎることです。このことは、院長がメインで矯正治療をしていた時代から間違いない!と言いきれます。

結論としては、「この口コミをされた田中さんという方は、私が診た患者さんとは信じがたい」という事になりました。

この口コミを書かれた方が、私の気持ちをイライラさせたり、がっかりさせたいと思っていらっしゃるなら、ある程度成功したかと思いますが、(うちの評判を落とそうとしか考えていらっしゃらないかもしれないですが)かえって自分のスタイルを見直して、胸を張れる事実に気づかされたので、私としては、さらに打たれ強くなれるように鍛えていただいたんだなと思う所です。また、私と直に接してくださっているスタッフや、患者様が、本当の私の姿を見て、分かってくださっているものだと思うと、気持ちも鼓舞されます。

そして、ますます、患者様お一人お一人とのご縁を大切にしつつ、誠心誠意、診療させていただこうという気持ちを新たにすることができました。


本当は「子供の健やかな成長のためにーその4」を書くつもりだったのですが、すでに長文になりましたので、また次回にさせていただきます。

それでは、今年お目にかかれた皆様、どうもありがとうございました。どうぞこのご縁が続いていきますように。
どなた様も、良いお年を!
まだまだ至らないところもたくさんある私ですので、来年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

追記:このブログを書いた同じ日に、この田中さんのコメントは削除されました。嫌がらせに負けずに頑張りたいです!

子供の健やかな成長のためにーその3

  • 2019.11.16 Saturday
  • 10:01
秋は学会や講習会の多い季節です。ここのところ東京に3回、福岡に1回出張があります。たくさん学べるチャンスがあるって幸せなことです。また、岐阜って日本国内なら日帰りで学会などに行けてしまうので、利便性にも感謝したくなります。
忙しさを言い訳にしてしまい、ブログを書けるのは月1でようやっと、という状況なんですが、、元気にやっています!!

ICCMO2019

ニューロマスキュラー関連の学会で発表させていただく機会を得ました。日々感じていること、臨床のヒントなどを分かち合えて、とても充実していて、楽しかったです。

さて、今日は子供の健やかな成長のために―その3という事で、娘の幼稚園でお話させていただいた内容の続きをアップしていきたいと思います。今回は、あらかじめお母さま方に頂いていたご質問にお答えしたものを載せていきます。内容は歯並びに関することだけに絞っています。

Q:指吸いの歯並び等にあたえる悪影響についての詳細を教えて頂けるとありがたいです。
A:上の前歯は外に押し出され、下の前歯は内側に倒れる、あるいは、重なりやすいです。指を吸う時に頬から圧力がかかることで、歯列がV字型になります。上顎前突(出っ歯)、あるいは開咬(前歯が咬みあわない)の歯列になります。常に口が開いている状態になりやすく、食事中もきちんと口が閉じれないため、クチャクチャ音をさせてしまったり、食べこぼしが多くなります。下顎が後ろに下がることで、横顔のバランスが悪くなったり、気道を狭めてしまう可能性も高いです。

Q:0歳から指しゃぶりをしていて、いまだにすっています。そのせいで下の歯がゆがんでいます。どうすればよいかアドバイスよろしくお願い致します。
A:指しゃぶりをやめさせる方法はたくさんありますが、何がその子に合っているかは、やってみないと分かりません。とても忍耐力を要する仕事です。頑張って!

Q:反対咬合等の歯並びの悪さを、自宅で改善する方法があればアドバイス頂きたい。
A:まず、鼻呼吸、うつぶせ寝ではなく上向き寝、上顎に舌をつける、を徹底してください。将来外科手術を回避するため、早目に治療することをお勧めします。ただし、下顎の成長を止めるのではなくて、上顎の成長を促す治療です。

Q:出っ歯にならないようにするには、対策とか予防みたいな方法ありますか? 矯正しかないですか?
A:鼻呼吸、上向き寝、上顎に舌をつける、つばや水を飲み込むときに顔を動かさないで、舌の力だけで飲む等を徹底させるのと同時に、指しゃぶり、頬杖、唇や頬を咬んだり、巻き込んだりする癖をやめさせてください。

Q:歯並びを良くするために、歯が抜ける時期に気を付けることがあればお教えください。
A:正しい癖を維持し、悪い癖をやめるのが基本で、生きていて、歯がある限りこれを継続してください。永久歯が生えてきているのにもかかわらず、乳歯がぐらつきもしないでいる状態が長く、永久歯の位置がおかしくなってきている場合、歯医者で抜歯した方がいいかもしれません。

Q:歯医者で、「顎が小さめなので歯並びが心配ですね、よく噛むことで発達しますよ」とアドバイス頂いたのですが、顎の発達を促すには? 具体的な話がお聞きできるとありがたいです。
A:よく噛むことで顎の筋肉は成長して、「エラ」の発達した顔になりやすいので、元々が面長傾向のあるタイプであれば、縦に顔が伸びていくより、横方向への成長を促してくれるので、お顔のバランスは良くなるかもしれません。しかし歯の並ぶスペースが狭くて、歯並びがガタガタになりそうなのを解消したい場合は、「よく噛むこと」だけによる効果はあまり期待できないかもしれません。確実なのは、本来遺伝子に組み込まれているはずの骨の成長を阻害する「悪い癖」を取り除くことです。

子供の健やかな成長のためにーその2

  • 2019.10.11 Friday
  • 11:10
あっという間に10月です。朝晩は涼しいですが、日中は30度近くあるので、体調を崩していらっしゃる方もおられるようですね。皆様もどうぞお気をつけください。

9月は連休が2回あり、それぞれお出掛けして、家族で楽しい時間を過ごすことができました。

始めの連休はモクモク手づくりファームという三重県の伊賀にある施設に遊びに行き、牛と触れ合ってきました。そこで教えて頂いたのですが、牛って上の前歯はなくて、下の前歯と上の歯茎で噛むんですって!知りませんでしたー!でも奥歯はちゃんと上下あるんですよ。

そう言えば、長い歯を馬の歯のようと表現しても、牛の歯のようって言わないけど、なかったのか!なんて納得してました。

干し草を舌で器用に巻き取るようにして食事してました。ちなみに、舌の長さは、鼻の穴まで届くとのことです。

さて、今日は前回の続きです。これさえ小さい頃からマスターできていれば、歯並びはキレイになるはずです。

癖付け
まず、舌は上顎の前歯の歯肉の辺りに常に当てておきます。上下の唇は軽く接触させておき、下顎はリラックスさせます。そして、鼻で呼吸してください。

これは、無意識ではちょっと難しい人が多いかもです。
毎日2000回ほどやっている、つばを飲み込む動作時には、舌を上顎の天井(口蓋)に強く押し付けて、顔が全く動かないように飲み込みます。

態癖

次に歯や顔に余計な力を加えないこと!
寝方
寝返りをうって、横向きになった時も、顔が横から圧迫されないように枕を調整してください。
低すぎたり、沈んでいく枕(羽毛、そば殻、ビーズ、低反発等)は不向きです。
高反発やタオルケットと煎餅座布団のような沈まない素材にした方が適しています。

どうしてもうつ伏せになってしまうお子さんに、抱き枕を使ってみていただいたら、うつ伏せ寝にならなくなったとおっしゃっていらっしゃいました。それもありかもしれませんね。

8歳半過ぎから上顎の骨は硬くなっていくので、正しい癖付けはできるだけ早い時期からおこなうのが理想的です。逆に、10歳を過ぎてからだと、癖付けだけではキレイな歯並びにするのは、追い付かないかもしれません。

上顎は脳に近い場所にあるので、下顎より先に成人の大きさまで成長します。
反対咬合(受け口)は上顎の成長が不十分であることが多いので、見つけ次第介入するべきだと言われています。受け口な場合、ご本人の協力具合にもよりますが、3歳くらいから始めた方がいいと思います。

またこの続きは次回に。

子供の健やかな成長のためにーその1

  • 2019.09.07 Saturday
  • 18:31
朝晩が涼しくなって、だいぶ秋を感じるこの頃になりましたね。
今週の木曜日は、娘の通う幼稚園のPTAからご依頼をいただいて、お子さんの歯と全身の健やかな成長のために役に立つ情報を知っていただけるように、お話をさせていただきました。



今までにこのブログで触れてきた内容も多々ありますが、またシェアさせていただきたいと思います。

まず、基本的な話ですが、日本でよく使われている歯の呼び方と、永久歯の平均的な萌出時期です。
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真ん中の歯から3番目までを前歯、その後の4,5番を小臼歯、6,7,8番を大臼歯と言います。また3番の歯は犬歯とか糸切り歯とも言ったりします。また6番の歯は6歳臼歯、7番を12歳臼歯、8番を親知らずとも呼んだりします。6歳臼歯を除いて、永久歯は基本的に1番から順番に生えていきますが、上の3番と4番だけは例外です。先に4番が生えてきてから、3番が生えてくるのが平均的です。なので、スペース不足の場合は、3番が飛び出して、いわゆる八重歯になりやすいのです。

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娘はちょっと生え変わりはゆっくりな方ですが、乳歯列の子供のレントゲンはこのように映ってきます。

将来生えてくる永久歯の数が足りているのかや、何となくですが、サイズもわかります。




歯並びのことで心配要素として、保護者の方がよく上げるのが、指しゃぶりです。

指しゃぶりは乳幼児期の習癖の一つで、他にも爪かみ、鼻ほじり、髪抜き、頭を叩きつける、性器いじり、などが乳幼児期の習癖にはあげられます。

「これらの行動は、子供にとって一種の快楽になっているので、画一的に、悪しき習癖として取り除こうと対応しない。これらの行動をやめさせる方法を取るよりも、子供の興味を他に向けるような働きかけをすることが望ましい。」と本には書いてあります。 

指しゃぶりをやめる方法は色々ありますが、どれがその子に適しているのかは、やってみないとわからないというのが正直なところです。こんな方法があるかと思います。

・楽しくやめれるように工夫する(他に集中させる)
・日中だけでもやめれたら、カレンダーにシールを貼ってあげる(アメとムチ)
・楽しい手袋などでやめる雰囲気を作る
・子どもをやめる気にさせる…絵本や歯科医師からの説明で必要性を分からせる
・手をつないで一緒に寝てあげる
・指を擬人化してお話を聞かせる・・・指はお友達、お口に入ってこないようにお願いする
・親指はやめて小指をしゃぶらせる・・・気持ちよさが半減してそのうちやめる、かも
・指しゃぶり防止用のマネキアを塗る
・やってはいけないと書いてあるけど・・・「指をちょん切るぞ!!」とパパが脅す←残念ながらうちの子にはこれが効きました
・矯正治療すればいいから、焦らない

ただ、残念ながら指しゃぶりをやめても、歯並びがすんなり良くなるとは限りません。指が入っていた隙間に舌や唇を入れてしまうことが多いからです。

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前歯はほんの軽い力で動きますが、唇や舌は大きな力を出すことができます。アンバランスに歯に力をかけていたら、これで歯並びは悪い方に動いてしまいます。さらに、頬杖や、うつぶせ寝、横向き寝などで、歯に本来かかるべきではない頭の重みがかかってしまうと、それでも歯が動いてしまいます。

つばを飲む時に歯列に唇や舌、頬などで余分な力をかけてしまっているかどうかは、つば飲みの時に顔が動いてしまうことで判断できます。飲み込みは1日2000回しているそうです。

この続きはまた

8月

  • 2019.08.17 Saturday
  • 11:30
気がつけば、8月もあっという間に半月以上過ぎてしまいました。今月の1日には東京で開かれたアレキサンダー研究会主催の講習会に行ってきました。

今回のテーマは長期安定

矯正装置を外した後に、長きにわたって治療したところに歯がとどまっていてくれるのが矯正歯科医の願いですが、それを実現するためにどういったことが必要なのかを考えさせられるものでした。

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アメリカの有名な矯正雑誌に載せられた保定(矯正装置を外した後に歯が動いてしまわないようにすること)に対する著名な矯正科医のコメントです。
Dr.Alexanderはこの研究会の名前がついている大御所の矯正科医です。長期安定のために、必要な原則を書物にしておられ、後進の育成に励んでこられました。
このコメントの一覧の中で、Dr.Sinciairはコメントはいちいちふざけていて、こんなユーモアたっぷりすぎる人もいるんだなと笑えます。歯が1マイル(1.6Km)動いたとか、1日48時間とかって、ありえないですよねぇー

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この図は矯正のタイミングを考える上で大事です。矯正治療を受けていない人のデータですが、12歳から22歳までの間に下顎前歯の叢生(歯の並びがガタガタなこと)の年間の増加率は大きいですが、22歳を過ぎてしまうと年間の叢生量増加は落ち着きます。
このことから、最終的な矯正は、15歳を過ぎてから始めた方が、矯正後に下顎前歯がガタガタになるのを防ぎやすいという事がわかります。

つまり、下の矯正装置をつけるのは、高校生になってからの方がいいという事ですね。
私が受け持たせていただいているお子さんの矯正患者さんは、待たなくてはいけなくなってしまっても、下顎は高校生になってからブラケットをつけさせていただくようにさせていただいています。

お盆休みは家族で3日間ディズニーリゾートに遊びに行ってきました。スマホのアプリでファストパスが取れるようになっていたりとか、とっても便利になっていました。ただ、当たり前ですが、とても混んでいて(外国人の数が増えたなーと感じました)暑くて暑くて、3日間ともお昼ご飯をパークで食べることなく、ホテルに引き上げてきてしまいました。息子の大好きなスターツアーズだけは3回も乗りましたけれどね。楽しかったので、また行きたいんですが、今度行く時は夏は避けたいなぁ〜

〜矯正症例・とても美しくなられた口元〜歯の神経治療の安すぎる保険点数

  • 2019.07.13 Saturday
  • 08:27
昨日は、遠方から、初めてご来院いただいたMさんという方に、私のブログをずっとお読みになっていて、ご家族の後押しもあって、意を決してご来院いただいたという事を伺いました。ブログを細々と書き溜めてきたことをこのように評価してくださる方がいらして、とてもうれしく思いました。

Mさんはは20年以上顎の違和感を感じていらっしゃった上に、歯並びが悪いのを「こんなひどい歯並びは見たことない」と妊婦健診で歯科医師に吐き捨てられるように言われ、矯正歯科医にかかっても、「手をつけても、治しきれなくて、他に紹介することになりそうだから」と断られた経験がおありで、歯医者から傷つけられてきた、本当にお気の毒な経緯をお持ちな方でした。

ただでさえ、色々不安を抱えやすい妊婦に、傷つけるようなことを言ってしまうのは本当に残念なことです。仮に思ったとしても、それを口に出して益が得られるのかどうかくらい、判断できると思うのですが。
それから、自分の手に負えないと、手を付けないことはもちろん、ひとつの勇気だと思いますが、患者さんのことを本当に考えているのだったら、ちゃんとできる人に紹介するところまでやりましょうよ。ほったらかしにするのは、患者さんがかわいそ過ぎます。「難民」になってしまいます。

目の前にいる患者さんを何とか治療して差し上げる技術や手技を獲得したい!と強く思うので、勉強する気にもなれるし、向上にもつながるはずです。コメットは「最後の駆け込み寺」的なところがあるようですが、癌以外なら、どんな症例でも、患者さんと向かい合う準備ができています。


また、これから当院で治療が始まりますが、この方が2,3年後にどんな風にお変わりになるのかを考えると、私もワクワクします。

矯正治療は患者さんご本人の頑張りなしには、決して成し遂げられないものです。歯の動く痛みや、口の中の違和感に耐えたり、食べ物を工夫しないといけないことだってありますし、一定のペースで通院しなくてはならないのも大きな努力が必要だと思います。

今回は、そんな大変さを乗り越えて、とてもきれいになられた矯正症例をご紹介します。

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上が矯正前、下が矯正後です。
とっても美しくなられましたよね!
この方はもともと受け口の傾向がおありでした。下の歯をしっかり後ろに下げるために、アンカー(いかり)の役割をしてくれる、プレートインプラントを使用しました。上下の歯の真ん中もしっかり合って、私も仕上がりに満足しています。

「8020」というのをご存知かと思います。80歳まで20本の歯が残っていれば、一生入れ歯を入れなくて済むので、歯を残せるようにしましょうという目標の一つです。

以前に東京の歯科医師会が80歳以上で20本以上歯が残っている方を調べたところ、下の前歯が3本以上、上の歯よりも前に出ている、反対咬合の人は1人もいなかったそうです。下の前歯が少しガタガタしたている人はいても、ほとんどがきれいな歯並びをしていたとのことでした。

やはり歯の寿命を延ばすのに、矯正治療は有効だと言えるのではないかと思います。


話はがらりと変わって、歯の神経治療について書きたいと思います。

歯の神経は、歯の根っこにあるもので、とても複雑な形をしています。
神経治療用の器具は全て断面が丸いものになりますが、長細い形をしているところはどうしても触り残しができてしまいます。まだ生きている歯の神経を無菌的に処置できれば問題ないのですが、神経を抜く時に、ばい菌を取りきれないまま蓋をして、被せてしまうと、歯の根の先で炎症が起きて、痛みが出たり、膿が出たりすることもあります。
痛みの程度は様々で、レントゲンで根の先に影が大きくできていても、何も自覚症状がない人もいれば、天気が悪かったり、疲れている時に違和感を感じたり、根の先を指で押さえると鈍痛があったり、ということもあります。でも、急性化してしまうと夜も眠れないほど、かなりひどい痛みになってしまうこともあります。

この場合必要なことは、被せ物と、土台を外し、以前に詰めた薬と、歯の根の壁についている汚れをとりのぞくことです。

歯の根は奥まっていて、よく見えないので、通常の治療は、ほぼ手の感覚でするしかありませんでした。
電気抵抗値を測る装置で、根の先まで器具を到達できたかどうかを判断することはできても、歯の根がきれいになっているかどうかは、感覚に頼るしかないので、壁に汚れが残っていても、取り残してしまうこともありえます。

そこで、顕微鏡を使うと歯の根の中の状態をとてもよく見ることができます。
ただし、顕微鏡下で思い通りに手を動かすようになれるのには、かなり訓練が必要です。
ルーペで歯を見ているのと、顕微鏡下で歯を見ているのは、この写真の左と右くらい違います。
マイクロ

このオレンジ色のものはガッターパーチャーポイントと言う、歯の神経治療の最後に根に詰める薬です。
顕微鏡で見るとこの薬がかなり汚れていたり、根の壁にめり込んでいてなかなか取りづらくなったりしているのが見えます。これを歯を傷つけることなしに丁寧に取り除く作業は、1つの根で1時間ほどかかることもざらにあります。
以前に肉眼で、もう綺麗になっただろうと思っていた歯を顕微鏡で見たら、まだかなり汚れが残っていて、びっくりしたことがあります。

顕微鏡そのものは、何百万円とする上に、神経治療をするのに、弾性の高い、ニッケルチタンのチップを使っていますが、金属疲労を起こしやすいので、5回くらい使用したら、捨てている消耗品です。8000円ほどしますので、1回あたり1600円ほどします。他にも使っている器具も消耗品もたくさんあります。
さらに、もちろん人件費もかかります。うちではドクターとアシスタントの2人が1時間その方のために時間をお取りしています。加えて、自分で言うのも何ですが、私の腕はこの12年で実績を積んで、かなり上がったと感じています。

このように、1時間治療したとして、一番保険点数が高い大臼歯の治療はいったい、いくらだと思いますか?

460円です!

460円というのは保険点数なので、3割の窓口負担は140円です。
当たり前ですが、相当な赤字です。
ちなみに、前歯の保険点数は280円(窓口負担80円)、小臼歯は340円(窓口負担100円)です。


他の歯科医院で、歯が膿んでいるのに、歯の神経治療をしないで、ただレーザーを当ててみたり、「金属の土台が入っているから、再治療はできない」と断られたという患者さんを今まで何人か診させていただきましたが、おそらく、保険では、やればやるほど赤字になるので、敬遠される治療なんだと思います。

今までは患者さんの歯を残してあげたい一心で、採算を度外視して治療をさせていただいていましたが、さすがに、このままでは負担になり過ぎるので、どうしようかと院内で相談しました。その結果、健康保険を使用した神経治療は継続するけれども、私がする、顕微鏡下での神経治療をご希望になる方は、私の指名料をいただくという事で決定させていただきました。

私の指名料は、コメットダイアモンド会員の方は1根管あたり、15000円とさせていただいています。指名料は同じ歯の継続治療の間、1回のみのお支払いです。ただし、1根管の治療回数は5回までとさせていただき、6回以上かかる場合は追加費用が発生します。(通常は2、3回でそんなに治療回数かかったことありませんが)

ご理解頂けますようお願いいたします。

ちなみに、相場としては1根管3万円〜5万円と聞いていますので、これでもまだかなりお値打ちだとは思います。

日本スポーツ歯科医学会

  • 2019.06.26 Wednesday
  • 11:33
6月22、23日の2日間、鹿児島で開催されたスポーツ歯科医学会の総会・学術大会に出席していきました。

鹿児島、私の記憶にないので、初めて行ったんではないかと思うのですが、薩摩藩、西郷隆盛、大久保利通などの幕末から明治維新にかけての歴史の舞台になったところですし、雄大な櫻島があり、美味しいものを食べられるところがたくさんあり、さらに観光客にとても優しい交通機関がそろっていて、観光するにはとってもいいところでした。

時間がなかったので、鹿児島中央駅前に少し行って、宿泊した天文館周辺をちょっと散策した程度でしたので、またいつかリベンジしたいなと思っています。

スポーツ歯科の学会なだけあって、スポーツ界で有名な方のお話もお聴きすることができた学会でした。
元ヤクルトと中日のプロ野球選手の川崎憲次郎さんには、野村監督と星野監督、落合監督の名将の言葉を拝聴しました。
名将1
名将2

色々深く、重みのある言葉を紹介していただきました。何かを変える時は抵抗もありますし、とてもエネルギーのいることですが、失敗で、成功なんだ!と変化を恐れることなくやっていきたいと思いました。


「パラスポーツと車いす」というタイトルでお話をなさった千坂香菜さんという方のお話は、とても心を動かされました。
千坂さんは2009年に東京医科歯科大学の歯学部を卒業し、歯内療法の分野で博士号をお取りになり、結婚もなさったすぐ後に、突然両下肢に麻痺が生じて、車いす生活になってしまいました。脊髄の良性腫瘍が原因でした。そこで精神的にも大変辛いのを乗り越えて、上半身のみで体を動かすリハビリに励み、日常生活を問題なく送れるようになりました。ただ、歯科医師の仕事は、足でフットペダルを使うので、普通に仕事をすることはあきらめて、歯科材料のメーカーに勤務されるようになりました。2017年にはご長女をご出産もされています。何か運動をしたいと出会った車いすフェンシングで、2018年にはアジアパラ競技大会にも出場されて、今もナショナルチームで強化選手として、仕事、育児・家事、トレーニングと日々忙しくされている、という様子を伺いました。
どんな状況になっても、諦めない、やる時は常に全力、という千坂さんの姿勢に本当に感動しました。
個人的にもお話させていただくことができ、千坂さんと研究の分野でコラボできないだろうかと思案しているところです。


さらに今回は韓国の慶熙大学から5人の先生がお越しくださっていて、一緒に食事をして頂く機会がありました。お隣に座らせていただいた先生は補綴とインプラントの教授で、海外留学の経験も多く、外国人の治療も幅広く手掛けていらっしゃる先生で、たくさんお話を伺うことができて、とても勉強になりました。Facebookでもつながることができ、今後もまたお会いできるチャンスがあるかもしれないと思っています。

そして、最終日の最後に、私の発表がありました。ちょっと緊張もしましたが、聴衆の方から好意的な反応をいただき、終わってホッとしました。
presentation

今回も私が学会に準備して出席できるように、家族やスタッフに支えていただきました。
本当に感謝したいと思います。

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