受け口を治すタイミングで理想的なのは?

  • 2020.07.25 Saturday
  • 14:42
コロナ渦に加えて、近日の大雨の影響で、ご不自由な生活をされていらっしゃる方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く復興されることをお祈り致します。また、その復興のために粉骨砕身してくださっている方々に深く感謝いたします。

さて、今日のお題は、「受け口を治すタイミング」についてです。
矯正治療は非常に沢山の手技があるため、画一した方法があるわけではありません。ですから、術者によって治療方法が異なり、そこに患者さんの選択や個性も加わると、同じ症例というのは、皆無になるわけです。

今回取り上げるお題は、未だに学会でも決着がつききらない問題です。
受け口をいつ治すか、幼い頃から治すのか、成長が止まるまで待ってから手を付けるのか、それぞれメリット・デメリットがあります。

私は、基本的に歯並びについては「性善説」を信じています。つまり、「もともと遺伝子の中では、歯と顎とのバランスが良くなるように設計されていて、顎が成長するのを妨げるものがなければ、本来持っている遺伝子を十分に発揮して、美しい歯並びになる」という説を支持しています。

これと逆の意見は、例えば受け口なら、「下の顎がとても大きく成長するように遺伝子に組み込まれているから、誰もその成長を止めることはできない。」という考え方です。

その場合、小さい頃にどんなに治療して、一時的に受け口が治ったとしても、成長期を迎えたら、止められない下顎の成長のせいで、また受け口に戻ってしまって、治療をやり直さなくてはいけなくなる、だったら、小さいときに治療しても、本人に苦痛の時間を増やすだけで、意味がないから、やらなくていい、となるわけです。

これは、一理あると思います。小学校低学年では、着脱できるワイヤーの矯正装置(床装置)を使い、永久歯が生え揃ったら、固定式の矯正装置を使い、中学で外れたかと思ったら、高校生以降で、顎の骨を切って、また矯正装置をつけて矯正をする・・・虫歯のリスクが増えますし、矯正装置の管理も大変です。また、費用についても、装置毎にどんどん加算されていくようであれば、支払っている方も心配になることでしょう。しかも結局顎の骨を切る手術をすることになれば、本人の負担も相当なものです。

まず、私の目標としては、「顎を切らせるような状態にしないこと」は絶対条件だと思っています。もちろん、顎の先端をもっと引っ込めたい、そのためには、顎を切る手術を受けるのはいとわない、という価値観をお持ちの方には、大きなお世話なんでしょうが、最初から骨を切りたいという方に、私は今の所お会いしたことはありません。

受け口というのは、下の顎が上の顎より前に出ていることを指しますが、大抵の場合、下の顎が大きいんじゃなくて、上の顎が小さいんです。なので、上の顎の成長を抑制している「何か」を取り除いてあげれば、成長は加速されるはずです。

このレントゲン写真は、マイオブレイスなどをしてもらいつつ、成長を見守っている患者様(女児)のものです。

セファロs

3歳のときには、上顎が大きく凹んでしまっているように見えるのがおわかりいただけるかと思います。
このお子さんの上顎の成長を抑制していたものは、うつぶせ寝と口呼吸、上顎の歯をブロックするように噛み込んでしまっている下顎の歯などでした。
年数が経つにつれて、唇の形が大きく変わってきているのをご覧いただけるでしょうか。
最初は上唇が下唇よりも凹んでいて、次は同じくらいになり、今年撮ったものでは上唇の方が膨らんでいて、理想的なバランスに近づいてきています。もっと鼻が高くなっていくと、さらに美しい横顔になられることでしょう。
もしも、この患者さんが何もしないでいたら、これだけ上顎の成長を加速させるのはできなかったと思います。

ということで、私の結論。

上顎の成長不全が見られるタイプの受け口は、できるだけ早くに手を付けるべし!
できるだけ早くというのは、患者さんご本人が、コミュニケーションが取れて、装置を入れることに協力してくれるようになったらで、大抵のお子さんは3歳〜4歳になれば協力的になってくださいます。もちろんそれ以上に保護者の方のご理解とご協力をいただかなくてはいけません。

成長期のあとに、矯正装置を付ける必要は出てくるかもしれませんが、それほど複雑な状況にならずにすむと思います。
お子さんの成長をずっと見守っていけるのは、矯正歯科医としてとても楽しく、やりがいを感じれる仕事です。

病気予防のために、ウォーターピックをお薦めします!!

  • 2020.06.26 Friday
  • 12:20
どんどん夏が近づいてきているのを感じる今日このごろですね。皆様も、感染予防に加えて、夏バテ、熱中症対策にも気をつけていらっしゃることと思います。

今日は、病気予防のための道具をご紹介します。

ここで言う、「病気」とは、歯医者の私にとっては、虫歯や歯周病がメインなのですが、口の中を清潔に保つことは、全身に影響しますので、広く「病気」とくくらせていただきました。

口に存在している菌が、血管に入って、体のあちこちに運ばれることは、お聞きになったことがあるかもしれません。それが、心臓病、糖尿病、認知症、胎児の低体重などに影響を及ぼしてしまうのを知ると、恐ろしいですよね。

身近なところでは、いわゆる風邪症状を引き起こすウイルスに対する抵抗力も、口腔内の細菌の量によって変わってくるとも言われていますので、新型コロナウイルス感染がまだ猛威を奮っていることを考えると、お口の清潔さはとても大事だと感じていただけるかと思います。

また、肺は直接「誤嚥」という形で菌を取り込んでしまえます。抵抗力が弱ってしまっている方には、死に直結しうることですので、特に口腔内のケアは重要です。

今日ご紹介するのは、簡単に言えば、強い水流で、歯をきれいにする道具です。このような機械です。

歯をきれいにする道具は、歯ブラシ、糸ようじ(フロス)、歯間ブラシなどが、メジャーですが、この水流で洗い流すタイプは、なかなか優秀なんです。もちろん、色々なメーカーのがありますので、今日はこのウォーターピック(正確には、ウォーターピック社のウォーターフロッサー)に限って話をさせていただこうと思います。

ご覧のように、一般的な清掃に向いているもの、何らかの被せものなどの人工物が入っているところ用、矯正をしている人向け、歯周ポケットが深い人用、舌用などの様々なチップが付いています。

口の中の菌の約半分は舌についているそうですので、舌用チップも有効活用できるといいですよね。

箱には、「1日1分、歯磨き前に、清掃のため、リフレッシュのため、お口の健康のために」
「糸のフロスよりも簡単で、効果的」 と書いてありますね。毎日続けるためには、簡単であることはとっても大切ですよね!

まず、歯磨きが上手な人が、歯ブラシのみで、どのくらいのプラーク(歯垢)を落とすことができるかご存知でしょうか?

約6割(58%)なんだそうです。

歯ブラシと糸ようじ(糸のフロス)を使うと86%、(歯ブラシだけ使った時の1.5倍)まできれいにすることができる、と言われています。

要するに、歯ブラシだけでは、完璧にきれいにすることは、不可能だということですね。

残ってしまったプラークは、虫歯や歯周病の原因となりえます。

歯周病のわかりやすい症状の一つは、歯茎からの出血です。

歯肉から出血しやすい状態は、歯肉が炎症を起こしている証拠で、歯に面している側の歯肉が、潰瘍の状態になってしまっているということなんだそうです。
イメージで言うなら、転んで膝の皮が擦りむけて血がじわっと滲んでいるような状態です。そこにバイキンがついてしまったらいけないことは容易に想像できると思います。

冒頭で、口腔内の菌が血管に入って、様々な病気を引き起こしてしまうと書きましたが、歯肉がずるむけの状態になってしまっているところから、バイキンが入ってしまうということなんです。

なので、歯茎が出血したりしないような状況をいつも保っておくことは、様々な「病気」を予防するために、非常に大切なことです。

さて、ここからは、ウォーターピックの有効性を示す論文の概要をいくつかご紹介します。この内容は、ウォーターピック社のHPから引っ張ってきているものです。

・ウォーターピックと歯ブラシを使ったグループは、歯ブラシだけ使ったグループと比較したところ、
歯肉からの出血を3.1倍抑えることができ、プラークを2.4倍減らすことができた。矯正装置をつけているブループでは、5倍プラークを減らした。

・ウォーターピックと歯ブラシを使ったグループは、歯間ブラシと歯ブラシ使ったグループと比較したところ、
約1.5倍歯肉からの出血を抑えることができ、約1.2倍プラークを減らすことができた。

・ウォーターピックと歯ブラシを使ったグループは、糸ようじと歯ブラシ使ったグループ、歯ブラシのみを使ったグループと比較したところ、
他の2つのグループよりも歯周ポケットの改善が顕著に認められた。

・ウォーターピックと歯ブラシを使ったグループは、糸ようじと歯ブラシ使ったグループと比較したところ、
1.9倍出血を抑え、3倍プラークを減らした。

・インプラントが入っている患者で、ウォーターピックと歯ブラシを使ったグループは、糸ようじと歯ブラシ使ったグループと比較したところ、
2倍以上出血を抑えた。

・プラークのついた歯に、ウォーターピックの中モードで水流を3秒当てて、電子顕微鏡で観察したところ、99.9%プラークが除去できていた。

・糖尿病患者で、ウォーターピックを使ったグループは、通常の清掃をしたグループに比べて、
約1.4倍歯肉の炎症を抑えた。

・2本以上のインプラントが入っている患者で、ウォーターピックの歯周ポケット用チップで0.06%のクロルヘキシジン(消毒薬、当院ではコンクールがこれに該当します)洗浄したグループは、0.12%のクロルヘキシジン(2倍の濃度)でうがいしたグループよりも、
3.5倍歯肉の炎症が抑えられた。

などなど色々ありました。

歯間ブラシは上手に使わないと、どうしても、歯肉が下がってしまう傾向がありますが、ウォーターピックなら、そんな心配もなく、プラークが落ちます。

私もこのジェット水流型の清掃器具と歯ブラシのみを愛用し続けて、20年以上は経っていますが、本当にいいものです。

それだけいいものだと確信していますので、当院では、すべての矯正患者様、かみ合わせのニューロマスキュラー治療やインプラント治療をされる方に、このウォーターピックをお渡ししています。

歯ブラシにプラス、ウォーターピックをぜひお使いになってくださいね!

子供の健やかな成長のためにーその7

  • 2020.05.26 Tuesday
  • 12:47
全国で緊急事態宣言が解除されたので、ちょっとホッとしつつ、消毒・滅菌などの感染予防対策はぬかることなく、意識をしながら診療しているこの頃です。

コメットの人事に少し変更があり、よりスタッフが気持ちよく働きつつ、患者様にきめ細やかなサービスが行えるように、私が仰せつかりましたので、頑張ろうと意気込んでいるところです。

より思いやりのある人間として成長させて頂ける機会ですので、皆さんに色々教えていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

1年くらい続いていた「子供の健やかな成長のために」シリーズ、最終回になりました。

今日はスーパー乳酸菌のロイテリ菌についてご紹介します。

今までは、口の中にいる菌は、全て悪!どんな菌であろうができるだけ取り除くように除菌するのが良いことだとされてきました。

でも、腸内細菌にも悪玉菌と善玉菌がいることがよく知られているように、口の中にも悪玉菌と善玉菌、どっちとも言えない日和見菌などがいることが分かってきました。

以前に、いかに腸内細菌が全身に影響を及ぼすのかについてもこちらのブログに書いていますので、良かったらチェックしてみてください。

抗菌剤などの薬を使用すると、善玉菌までもが死んでしまうだけでなく、繰り返し使用することで、薬が効かなくなってしまう悪玉菌(耐性菌)が出現してしまうことも知られています。

そこで、善玉菌に増えてもらって、悪玉菌をやっつけたり、抑え込んでもらおうという、新しい発想が「バクテリアセラピー」と呼ばれるものです。

色々な「善玉菌」が腸内環境を整えるとして市販されていますが、よく見てみると、「善玉菌」は加熱殺菌処理を施されていて、死んでいる状態だったり、すでに腸に住んでる菌との相性が良くなくて、「善玉」として活躍できていなかったり、一緒に含まれている砂糖の量や人工甘味料が毒のようになってしまうかもしれないと思われるものであったり、酸性度が高くて、歯には良くないと思われるものだったり、、、となかなか納得できる、オールマイティーなものは少ないのが現状です。

ところが、母乳にも含まれている乳酸菌でもある、ロイテリ菌は口でも、胃腸でも、免疫でも活躍できる上に、薬の副作用を抑える効果が認められていて、カロリンスカ医科大学(ノーベル生理学・医学賞の選考委員会のある大学)で「最も優れたプロバイオティクス」として認定されています。

もう少し詳しく効果をあげてみると、

・歯肉の炎症を抑える
・歯周病菌の繁殖抑制
・虫歯菌(ミュータンス菌)の抑制
・口臭の原因菌の抑制
・胃のピロリ菌の抑制
・呼吸器感染疾患(いわゆる風邪)発症の抑制
・免疫賦活作用
・便通の改善
・母乳中の免疫成分の増加と、アレルギー誘発物質を減少
・乳幼児アトピー性皮膚炎の改善

などなど、嬉しい効果がたくさん!

うちで扱っているロイテリ菌は、バイオガイア社のものですが、タブレット、ガム、リキッドなどいろいろな種類があります。また、タブレットタイプにも、いろいろな味、菌株の違うもの、ビタミンD3配合のものなど、選択肢がたくさんあります。舐めるタイプのものは全部試しましたが、どれも美味しいんですよね、これ。うちの子供達はイチゴ味をかれこれ1年以上、寝る前に毎日舐めていますが、全く飽きることなく、喜んで舐めています。もちろん、虫歯になる砂糖は使っていません。
おかげさまで、風邪らしい風邪を引くことなく、学校なども1度も休まず過ごせていますし、虫歯のコントロールもできています。1錠100円ほどで、それほどお財布に厳しくもないと思います。

ロイテリ菌

品質管理のため、夏場は冷蔵庫に入れておいたほうがいいかもしれません。
通販でも買えるところがあるそうですが、偽物だったり、品質管理が行き届いていないところがあると聞いていますので、購入先の選択時はそれについても吟味されてください。

免疫力の強化は今の時代になおさら重要なことだと思います。
このブログを見てくださっている方すべてが健康でいられますように。

子供の健やかな成長のためにーその6

  • 2020.04.27 Monday
  • 18:28
今日は私の誕生日で、38歳になりました。

子供の時は、20歳ってすごく大人だと思っていましたし、20歳の時は、まだまだ自分が子供だと感じつつ、40歳なんてもう若くない、と思っていましたが、自分がその年に近づいてくると、気持ちの上ではまだ若いつもりでいる自分がいます。これから何十年もこんな感覚になるんでしょうね。不思議なものです。

歯科医師になっては、13年目になりました。
患者さんから日々学ばせていただくことも、諸先輩から教わることもまだまだ多く、成長中の私ですが、ちゃんと成長できていると思えるように、油断することなく、頑張っていきたいです。

このコロナの時期には、「普通」というのがいかにありがたいことなのか、また、柔軟であることの大切さをより痛感しました。1日も早く、癒しの日々が訪れるように心から願っています。

さて、今日はずっとシリーズでやってきた「子供の健やかな成長のために」のその6です。

最後の話題は、「虫歯予防」です。

当然のこととして、虫歯菌を減らす毎日の歯磨きの仕方、歯を強化させるフッ素を塗る、といったことはすでにご存じの方が多いと思いますので、今日はそれについては触れません。また、虫歯を進行させる、甘くてpHの低いものを避けることや、口を乾燥させてしまう口呼吸をしない、普段は上下の歯を咬み合わせないというのも虫歯予防に大切ですが、このシリーズの中で触れさせていただいたので、そちらを参照していただけたらと思います。

歯の表面についているばい菌の塊、プラークは物理的に擦らないと取れません。つまり、プラークを落とすには、歯磨きが絶対必要です。

でも、歯磨きが好きな子ばかりじゃありませんよね。なぜ嫌がるのか、というのは、それぞれ理由があると思いますが、「歯磨きが痛い」なら、嫌がって当然です。親が磨く時に歯ぐきも一緒に傷つけてしまったりすると、嫌がる確率は高いでしょう。

そこで、お勧めな歯ブラシをご紹介させていただきます。 

curaprox

CURAPROX(クラプロックス)という歯ブラシです。
普通のよくある歯ブラシは毛がナイロンで、250本程度の植毛ところ、クロプラックスの子供用はファイバーの毛が7600本!
子供の小さい歯を磨こうとすると、歯茎に当たって、痛がられるか、当たらないようにするあまり、プラークが残ったままになりやすいのですが、このブラシは歯茎を一緒に磨いても痛くなく、プラークがちゃんと落ちるので、私も下の子にはこれを使っています。また、ファイバーという毛はナイロンより水はけが良いのもあり、普通の歯ブラシの3倍長持ちします。(お値段も3倍くらいしますが・・・)スイス製です。色がビビットなのが多くて、子供たちの仕上げ磨きタイムを楽しくさせてくれそうですよね!ぜひお子さんに好きな色を選ばせてあげて、楽しく歯磨きしてくださいね!

そして、小学校の低学年を過ぎたら、クラプロックスの電動ブラシが非常にお勧めです!
ファイバーのブラシヘッドはすぐヘタることはありませんし、何よりも、歯がツルツルになって、すごく気持ちがいいです!上の子はこの電動ブラシにしてから、歯磨きが格段に上手になりましたし、私も愛用中です。今まで使ったことのある電動歯ブラシの中では、これが断トツにお勧めできます。ヘッドが3種類あって、細かいところにも届くワンタフトに似たヘッドは、かゆいところに手の届くような素晴らしいものだとうっとりしてます。。。

次回はこのシリーズの最後、ロイテリ菌の話をさせていただこうと思います。それでは皆様、ゴールデンウィーク中はStay home!Stay safe!で乗り切りましょう!!

今日で年度末になってしまいました!

  • 2020.03.31 Tuesday
  • 12:56
世界的に新型コロナウイルスの大流行のこの時期、不安を抱えていらっしゃる方が大変多いと思います。
私の予定していた出張も次々とキャンセルになって、自粛ムードが色濃くなっています。

昨日は志村けんさんがお亡くなりになられてしまったという衝撃的なニュースが流れて、患者さんともその話題が出ましたし、仕事に影響の出ている方もいらっしゃるとお聞きします。

コメット歯科に通院してくださっている患者さんの中にも、新型コロナウイルスの影響でキャンセルをする方がちらほらといらっしゃいますが、ありがたい事に、私の仕事状況としてはあまり変わらず、充実している毎日です。

州によって違いがあるものの、アメリカの歯科医院は緊急の患者さん対応以外は、クリニックを閉めておくように勧告されているとのことで、給料の支払いなどに頭を抱えていらっしゃる先生も少なからずいっらっしゃるようです。

日本は緊急事態宣言までぎりぎりだと言われていますが、そのぎりぎりを何とか持ちこたえて、国民生活に影響が出過ぎないようになればいいけれど、と思います。

新型コロナウイルス関連の文献や記事を読んだり、4月からは、保険点数改定があるので、その勉強など色々やっていたら、あっという間に3月の最後になってしまい、まだ今月のブログを書いていない!と慌てて書いているところです。

中国で感染が広がりだした時には、若年層では、症状が軽く、持病がある人や、高齢者では深刻になる確率が高いとの情報が流れたので、若い健康な人たちはあまり深刻に考えなかったかもしれません。でも、海外では若年者でも重症化したり、死亡してしまうケースもあるようですね。カリフォルニア州に住んでいる友人から聞いたところでは、17歳の健康なスポーツマンがコロナウイルスによる感染で亡くなったとのことでした。

背景には、国の医療制度の違いなどもあるのでしょうが・・・

ただ、読んだ文献の中で、気になったのが、ウイルスが世界中にばらまかれる間にかなり速いスピードで変異しているとのことでした。その著者は、ウイルスが感染者と共に長距離、飛行機に乗って、紫外線を強く、長い時間受けることで、変異が加速したのではないかと推理していました。

もしこれが本当なら、春休みに外国などでウイルスを拾って、持ち込まれたウイルスは、最初のものより扱いにくくなってしまったりしているので、若年者でも症状が重くなったりするのだろうかと考えてしまいます。

いつ感染してしまってもおかしくない状況なので、仮に感染してしまっても、重症化しないように、免疫力アップは非常に重要ですね。

今月の院内勉強会で学んだことですが、免疫力アップにはビタミンDが重要です。ビタミンDについては、以前にもブログを書いたことがありますので、そちらも参考になさってください。
活性型のビタミンDは日光に当たることでも作られますが、十分にするには、食品から取り入れる必要があります。

日本人の8割は量が足りないことが多いので、質のいいサプリで取り入れるのが一番効率はいいかと思います。

免疫力アップには笑いや癒しも大事ですよね。

うちでは黄色いセキセイインコを飼っていて、名前は「レモン」です。家族みんなでレモンに癒されています。
なんだかんだとしゃべるのですが、よくわからないことが多くて、はっきり聞き取れるのは、「レモンちゃん、かわいい」というポジティブ全開な言葉です。
Lemon

サラダが好きですが、何で盗み食いします。でも、麺類はくちばしにくっつきまくって、変な顔になり、みんなに大笑いされます。

私が洗い物をしていると、飛んできて、水浴びしていく可愛い子です。

皆様も免疫力を高くして、この時期を乗り越えていけれますように!

子供の健やかな成長のためにーその5

  • 2020.02.25 Tuesday
  • 14:35
2月もあっという間に過ぎてゆき、残り数日になってしまいました。
ありがたい事に毎日がとっても充実しており、感謝です。子供の行事や、出張などで、お休みをいただく日が5月まで続き、患者様とスタッフにはご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

日曜日に娘の幼稚園の生活発表会がありました。娘は今、年長で、未満児クラスの時から今の幼稚園にお世話になっています。4歳上の息子も同じく、未満児クラスから年長まで4年お世話になり、私たち親は8年通わせてもらいました。それももう最後なんだなぁーと思うと考え深いものがあり、ジーンときました。
卒園式では泣いちゃいそうです。

さて、まだ続いております、子供の健やかな成長のためにシリーズ、今日は5回目です。
前回は、虫歯を引き起こす原因菌と食習慣について書きました。今日は虫歯の引き金になるほかの要素について書きたいと思います。

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図には、「唾液の分泌量や抵抗力」と書いてありますが、本人の歯と口の、虫歯菌に対する抵抗力が関係しています。

唾液の量が多いと、唾液の緩衝能(酸性になってしまった口の中を中性に戻す力)が高くなります。
逆に、唾液の量が少ないと、虫歯菌を洗い流す作用も弱くなりますし、なかなか口の中を酸性から中性に戻すことができません。

唾液の中には抗菌作用のある物質も含まれていますが、免疫力が高い人は多く作ることができます。
抗菌作用のある物質は、作られるにあたって、アミノ酸や、補酵素として働くミネラルなどを必要とします。食事から取り入れる、たんぱく質やミネラルが不足していると、抗菌作用も不十分になってしまいます。

「免疫力が高い=栄養が足りている」

と言っても過言ではないと思います。

新型コロナウイルスについて連日報道されていますが、やはり、ウイルスへの抵抗力もしっかり栄養を取れているかどうかが大きな違いになります。

また、神経がある歯は、神経から歯への栄養分の補給が行われて、歯質を強化しているという事がわかってきました。ここでも関係するのは、アミノ酸やミネラルです。

なので、虫歯や歯周病は「栄養失調」の表れだという考え方もあるくらいです。

ということで、やはり、食事をバランスよくとることは大事です。

ですが、残念ながら、ここ最近採れる野菜のミネラル量はかなり減少しているとのことですし、
「オリゴスキャン」のような信頼できるやり方で、ミネラルバランスを検査して、不足しているものは、サプリなどで補うのが一番効率がいいわけです。

虫歯は、富裕層には少なく、貧困層に多いという統計をご覧になったことがあるかもしれません。

これには色々な原因があるかとは思いますが、1つ言われているのは、貧困層の食事は、糖分が中心になってしまい、たんぱく質や野菜が不足しているという事が挙げられていました。

糖分が、直接口の中を酸性環境にして、虫歯を引き起こすと同時に、虫歯菌に抵抗するために必要なアミノ酸やミネラルが不足しているから、ということがあるでしょう。

歯の本数が減ると、その人の収入も減るという統計もあります。

歯の本数が減ってしまう環境がすでに、収入が少ないからなのかもしれませんし、歯の本数が少ないせいで、栄養のあるものが食べれなくて、病弱になり、仕事ができないのかもしれませんし、背景は様々だとは思います。が、お口の健康と豊かな生活はやはり繋がりがありますよね。

お子さんの歯を守ってあげることは、その子の将来の健康と幸福に大きな意味があると思います。

この続きはまた次回に。



イチゴがとても美味しい季節なので、イチゴ大福を作りたくて、求肥を娘と一緒に粉まるけになって作っていたら、いたずら心に火がつき、顔にアイライナーでお絵かきしちゃいました。まぶたの上に目を描いて、目をつぶっているのに、目が開いてる〜!!って大笑い!娘もひょうきんな表情をして、たくさん笑わせてくれました。
笑いも免疫力アップに大事ですもんね!という言い訳で今日は終わります・・・この写真が皆様を笑顔にさせれたら幸いです。

子供の健やかな成長のためにーその4

  • 2020.01.18 Saturday
  • 17:15
1月も残り2週間を切ってしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。
何かとイベントがあって、バタバタしておりましたが、ちょっとほっと一息できたので、ブログを書かせていただいています。

ここのところ、例年、年末年始は車で行ける範囲のスキー場に遊びに行っている我が家ですが、今年はとても雪不足で、宿泊予定のホテルから、スキー場がオープンできないかもしれないと事前に連絡を受けました。結局、恵みの雪が降り、ラッキーなことに、スキーを楽しんでくることができました。

1年ぶりに滑った子供たちのスキーの腕は、去年より上達していて、成長を感じましたが、相変わらず、そり遊びも大好きで、兄妹2人で1台のそりにまたがって、飽きることなく何度も滑っているのを見るのもほほえましかったです。




さて、今日はタイトル通り、虫歯予防についてお話させていただきたいと思います。

まず虫歯になる原因から復習していただきたいと思います。
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歯にくっついているプラーク(歯垢)はう○こよりも、ばい菌の量が多いんです!ご存知でしたか?!

プラークは色々な種類の菌が協力し合って、コロニーを形成していますが、その菌叢は、人によって違います。腸内細菌も様々な菌種があり、人によって、どの菌がどれほどの割合を占めるのか、大きく差があることについてお聞きになったことがある方も多いと思いますが、口の中も同じように、虫歯を作りやすい菌種や歯周病を引き起こしやすい菌種など様々なものがありますし、その数も個人により違います。


虫歯菌は、状況が良ければ、40分に1回分裂して仲間を増やすと言われていますので、こうしている間にでも、お口の中で虫歯菌は増えています。

口の中の菌のエサは何でしょうか?砂糖?

それだけではありません。もっと色々食べられるんです。
実は、私たちの体液すらもエサにしてしまう菌もいます。なので、仮に口から食事をしなくても、口の中の菌は、何の問題もなく仲間を増やせます!
むしろ、食事をすると物理的にこすれて、口の中の菌が減る(飲み込む)ので、口から何も食べれない方のお口の中は菌が繁殖しやすい(汚れやすい)のです。

プラークというのは菌の塊なのですが、自分たちが流されずに、仲間と歯にくっついていられるようなネチャネチャした成分(多糖)を自分たちの周りに作ります。これは、唾液中に含まれる抗菌成分から、菌を守るバリアーにもなります。その毛布にくるまっているような状態で、歯を酸で溶かしてしまう状態が長く続くと虫歯ができてしまいます。

ところで、どのくらいの酸で歯は融けてしまうのでしょうか?

このことは以前のブログにも書きましたが、歯の表層のエナメル質はpH5.5付近、エナメル質の下の象牙質や、乳歯、生えたばかりの幼若永久歯はpH6.0で溶け始めてしまいます。

虫歯菌として有名なミュータンスレンサ球菌は多量の砂糖のある環境で自分の周りの環境をpH4.3付近まで低下させるそうです。プラークがずっと歯にくっついていたら、虫歯になるのは納得ですね。

でも、歯は、酸に溶かされっぱなしではないんです。溶け出てしまった、カルシウムやリンなどのミネラルが歯に再度戻ることもできます。これを再石灰化と言います。

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何か食べれば、口の中にあるプラークは酸性になり、歯が溶けてしまう濃度になりますが、歯磨きでプラークが洗い流されたり、唾液中の中性に戻す成分などのお陰で、唾液中のミネラル分が歯に戻ってくることができます。

じゃあ、おやつはシュガーフリーなら大丈夫?

シュガーフリーという事は人工甘味料、糖アルコール、やフルーツ、牛乳といったものでしょうか。

人工甘味料や糖アルコールは確かに虫歯菌が「食べれない」ものです。人工甘味料は身体への害も心配ですので、糖アルコール、例えばキシリトールなどは安心です。

フルーツや牛乳(母乳)は果糖や乳糖が含まれていますので、虫歯菌は「食べれる」ものです。虫歯にならないとは言えないでしょう。

さらに、意識していただきたいものは、酸性度です。
歯は酸で溶けるので、酸性度が高いもの(pHが低いもの)は歯を溶かしやすい環境を作ります。

pH1
pH2

この続きはまた次回に

2019年最後のご挨拶

  • 2019.12.20 Friday
  • 17:18
今年も残すところ10日程になりました。年齢を重ねると、1年が年々早くなると言われることもありますが、本当にそうだと思います。
今年も、支持してくださる患者様、頼もしいスタッフに支えられ、楽しくて、やりがいのある仕事をさせていただけたことに感謝ですし、私があちこち飛び回ることを理解し、サポートしてくれる経営陣と家族にも本当に感謝です。

来年もますますハングリーに勉強していく予定がたくさん立っていますので、今からワクワクしています。

コメットに来てくださる患者様に、私達が心から患者様のことを思って診療やお話をさせていただいていることが伝わるように、また患者様から「ここに来てよかった」とお言葉が頂けるように、日々精一杯、診療に当たらせていただきたいと思います。

さて、嘘偽りなく、そんな気持ちで日々いる私に、悲しい気持ちにさせられる出来事がありました。それは、Googleのコメット歯科クリニックの口コミを入れた方のコメントです。以下コピー&ペースト↓

田中太郎
歯列矯正をして、ワイヤーを支えてた奥歯(神経抜いた歯)が破折しました。矯正治療完了後、定期治療ということでx線撮影をしたところ、破折した奥歯周囲の歯槽骨が明らかに黒く変色していました。若い女医さん(娘先生)にどんな症状なのか質問し、私の方から「破折してるんじゃないですか?」と聞いても「う〜ん、う〜んわかんない」を連発していました。とぼけているのか、x線写真の解析力不足なのか、いずれにしても問題アリです。らちが明かないので、後日、他の歯科医で診療してもらいました。x線撮影ですぐに「破折してます。」と結果を告げられ、抜歯することとなりました。ここで矯正治療したことを後悔しています。

ご返答をいただきましたが、謝罪は不要です。もう関わりたくないです。私は、歯列矯正をしたいけど、どこの歯科医がいいんだろうと悩んでる方々に向けて投稿しました。歯列矯正を行う歯科医について正確な情報が少ない中、私のように100万円以上の高額なお金を支払ったにもかかわらず、悲惨な目に会う人を減らしたい為です。破折以外にも、ピンインプラントを打ち込んだ近くの小臼歯の根の端が、丁度その形に欠けてたり、抜歯矯正で隣り合う二本の小臼歯の内、どっちの歯を抜くか聞かれないまま神経のない歯を残し、神経のある健康な歯を抜かれたりと納得できない事もありました。


引用終わり

この口コミを読んでから、こんな事例があっただろうかと、かなり考えましたが、全く覚えがありません。全ての衛生士さんに、こんなことがあったか聞いて回りましたが、皆さん、全く思い当たりません。

もしこれが本当ならば、心から謝罪したいと思いますし、そのレントゲンを見直して、診断ミスをするような事例だったのか、私の勉強のためにもぜひ教えていただきたいと思い、ご連絡をお願いしましたが、お断りになられました。


・私が「わからない」を連発して、患者様にらちが明かないと思わせた。
・神経が生きていない小臼歯を抜くこともできたのに、生きている小臼歯を抜歯する矯正治療を、選択肢を与えられることなく受けた。


矛盾だとか、突っ込みたいことは山ほどあるのですが、
まずひとつ、私は患者様を不安にさせるような発言には非常に気を付けています。それを繰り返して言うなんて、とても考えにくいです。特に「わからない」なんて、歯の診断の上で使うことなんて、まずないな、と思います。仮に診断に不安を感じる時には、患者さんにそう言う前に、他の当院にいる頼もしいドクターや、その道に秀でていると思う先輩の先生に意見を求めに行きますから、私一人で「わからない」まま完結させるようなことはあり得ないです。
また、ごまかしも大嫌いです!!嘘やごまかしはその場しのぎになるように見えますが、必ずしっぺ返しがあると信じていますから。

それから、矯正治療に携わって12年以上になりますが、患者さんの意向を伺うことなく、矯正の方針を決めて、実施したことなど、ただの一度もありません!!これは胸を張って言えます。
そして、私は小臼歯抜歯を極力避けています。患者さんがご自分から小臼歯抜歯を選択されることはごくたまにありますが、それでも、抜かない方法で矯正をすることをおすすめして、十分に説明がなされて、ご理解いただいた上での患者さんの選択だとこちらが納得できるまで時間を取って、説明を繰り返しさせていただきます。

やむを得ず抜歯するならば、やはり、死んでいる歯や、被せ物がしてある歯など、より条件が悪い歯を抜くことは、当たり前すぎることです。このことは、院長がメインで矯正治療をしていた時代から間違いない!と言いきれます。

結論としては、「この口コミをされた田中さんという方は、私が診た患者さんとは信じがたい」という事になりました。

この口コミを書かれた方が、私の気持ちをイライラさせたり、がっかりさせたいと思っていらっしゃるなら、ある程度成功したかと思いますが、(うちの評判を落とそうとしか考えていらっしゃらないかもしれないですが)かえって自分のスタイルを見直して、胸を張れる事実に気づかされたので、私としては、さらに打たれ強くなれるように鍛えていただいたんだなと思う所です。また、私と直に接してくださっているスタッフや、患者様が、本当の私の姿を見て、分かってくださっているものだと思うと、気持ちも鼓舞されます。

そして、ますます、患者様お一人お一人とのご縁を大切にしつつ、誠心誠意、診療させていただこうという気持ちを新たにすることができました。


本当は「子供の健やかな成長のためにーその4」を書くつもりだったのですが、すでに長文になりましたので、また次回にさせていただきます。

それでは、今年お目にかかれた皆様、どうもありがとうございました。どうぞこのご縁が続いていきますように。
どなた様も、良いお年を!
まだまだ至らないところもたくさんある私ですので、来年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

追記:このブログを書いた同じ日に、この田中さんのコメントは削除されました。嫌がらせに負けずに頑張りたいです!

子供の健やかな成長のためにーその3

  • 2019.11.16 Saturday
  • 10:01
秋は学会や講習会の多い季節です。ここのところ東京に3回、福岡に1回出張があります。たくさん学べるチャンスがあるって幸せなことです。また、岐阜って日本国内なら日帰りで学会などに行けてしまうので、利便性にも感謝したくなります。
忙しさを言い訳にしてしまい、ブログを書けるのは月1でようやっと、という状況なんですが、、元気にやっています!!

ICCMO2019

ニューロマスキュラー関連の学会で発表させていただく機会を得ました。日々感じていること、臨床のヒントなどを分かち合えて、とても充実していて、楽しかったです。

さて、今日は子供の健やかな成長のために―その3という事で、娘の幼稚園でお話させていただいた内容の続きをアップしていきたいと思います。今回は、あらかじめお母さま方に頂いていたご質問にお答えしたものを載せていきます。内容は歯並びに関することだけに絞っています。

Q:指吸いの歯並び等にあたえる悪影響についての詳細を教えて頂けるとありがたいです。
A:上の前歯は外に押し出され、下の前歯は内側に倒れる、あるいは、重なりやすいです。指を吸う時に頬から圧力がかかることで、歯列がV字型になります。上顎前突(出っ歯)、あるいは開咬(前歯が咬みあわない)の歯列になります。常に口が開いている状態になりやすく、食事中もきちんと口が閉じれないため、クチャクチャ音をさせてしまったり、食べこぼしが多くなります。下顎が後ろに下がることで、横顔のバランスが悪くなったり、気道を狭めてしまう可能性も高いです。

Q:0歳から指しゃぶりをしていて、いまだにすっています。そのせいで下の歯がゆがんでいます。どうすればよいかアドバイスよろしくお願い致します。
A:指しゃぶりをやめさせる方法はたくさんありますが、何がその子に合っているかは、やってみないと分かりません。とても忍耐力を要する仕事です。頑張って!

Q:反対咬合等の歯並びの悪さを、自宅で改善する方法があればアドバイス頂きたい。
A:まず、鼻呼吸、うつぶせ寝ではなく上向き寝、上顎に舌をつける、を徹底してください。将来外科手術を回避するため、早目に治療することをお勧めします。ただし、下顎の成長を止めるのではなくて、上顎の成長を促す治療です。

Q:出っ歯にならないようにするには、対策とか予防みたいな方法ありますか? 矯正しかないですか?
A:鼻呼吸、上向き寝、上顎に舌をつける、つばや水を飲み込むときに顔を動かさないで、舌の力だけで飲む等を徹底させるのと同時に、指しゃぶり、頬杖、唇や頬を咬んだり、巻き込んだりする癖をやめさせてください。

Q:歯並びを良くするために、歯が抜ける時期に気を付けることがあればお教えください。
A:正しい癖を維持し、悪い癖をやめるのが基本で、生きていて、歯がある限りこれを継続してください。永久歯が生えてきているのにもかかわらず、乳歯がぐらつきもしないでいる状態が長く、永久歯の位置がおかしくなってきている場合、歯医者で抜歯した方がいいかもしれません。

Q:歯医者で、「顎が小さめなので歯並びが心配ですね、よく噛むことで発達しますよ」とアドバイス頂いたのですが、顎の発達を促すには? 具体的な話がお聞きできるとありがたいです。
A:よく噛むことで顎の筋肉は成長して、「エラ」の発達した顔になりやすいので、元々が面長傾向のあるタイプであれば、縦に顔が伸びていくより、横方向への成長を促してくれるので、お顔のバランスは良くなるかもしれません。しかし歯の並ぶスペースが狭くて、歯並びがガタガタになりそうなのを解消したい場合は、「よく噛むこと」だけによる効果はあまり期待できないかもしれません。確実なのは、本来遺伝子に組み込まれているはずの骨の成長を阻害する「悪い癖」を取り除くことです。

子供の健やかな成長のためにーその2

  • 2019.10.11 Friday
  • 11:10
あっという間に10月です。朝晩は涼しいですが、日中は30度近くあるので、体調を崩していらっしゃる方もおられるようですね。皆様もどうぞお気をつけください。

9月は連休が2回あり、それぞれお出掛けして、家族で楽しい時間を過ごすことができました。

始めの連休はモクモク手づくりファームという三重県の伊賀にある施設に遊びに行き、牛と触れ合ってきました。そこで教えて頂いたのですが、牛って上の前歯はなくて、下の前歯と上の歯茎で噛むんですって!知りませんでしたー!でも奥歯はちゃんと上下あるんですよ。

そう言えば、長い歯を馬の歯のようと表現しても、牛の歯のようって言わないけど、なかったのか!なんて納得してました。

干し草を舌で器用に巻き取るようにして食事してました。ちなみに、舌の長さは、鼻の穴まで届くとのことです。

さて、今日は前回の続きです。これさえ小さい頃からマスターできていれば、歯並びはキレイになるはずです。

癖付け
まず、舌は上顎の前歯の歯肉の辺りに常に当てておきます。上下の唇は軽く接触させておき、下顎はリラックスさせます。そして、鼻で呼吸してください。

これは、無意識ではちょっと難しい人が多いかもです。
毎日2000回ほどやっている、つばを飲み込む動作時には、舌を上顎の天井(口蓋)に強く押し付けて、顔が全く動かないように飲み込みます。

態癖

次に歯や顔に余計な力を加えないこと!
寝方
寝返りをうって、横向きになった時も、顔が横から圧迫されないように枕を調整してください。
低すぎたり、沈んでいく枕(羽毛、そば殻、ビーズ、低反発等)は不向きです。
高反発やタオルケットと煎餅座布団のような沈まない素材にした方が適しています。

どうしてもうつ伏せになってしまうお子さんに、抱き枕を使ってみていただいたら、うつ伏せ寝にならなくなったとおっしゃっていらっしゃいました。それもありかもしれませんね。

8歳半過ぎから上顎の骨は硬くなっていくので、正しい癖付けはできるだけ早い時期からおこなうのが理想的です。逆に、10歳を過ぎてからだと、癖付けだけではキレイな歯並びにするのは、追い付かないかもしれません。

上顎は脳に近い場所にあるので、下顎より先に成人の大きさまで成長します。
反対咬合(受け口)は上顎の成長が不十分であることが多いので、見つけ次第介入するべきだと言われています。受け口な場合、ご本人の協力具合にもよりますが、3歳くらいから始めた方がいいと思います。

またこの続きは次回に。

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