9連休

  • 2019.05.09 Thursday
  • 17:56
今年のゴールデンウィーク(ダイアモンドウィーク?レインボーウィーク?)は9連休をいただきました。
この連休を利用して、私と夫と子供たちで、フィリピンのセブ島に遊びに行きました。

行きの飛行機で、なんと、私が矯正治療をさせていただいた患者様と偶然、隣同士の席になりました。お互い、わぁー!!びっくり!!となりました。いきなり嬉しいサプライズで始まった旅でした。

滞在中毎日のようにホテルのプールで過ごしてましたが、日差しがきつく、子供たちは真っ黒に日焼けしてきました。(長袖を着て、帽子をかぶっていた私は、日焼け対策の十分でなかった、手の甲だけ焼けてしまいました)

空港に到着してから、ホテルまでの道のりで、まず目を奪われたのは、ジプニーという乗り合いの車や、原付にサイドカーをつけた乗り物に人がたくさん乗っている光景。
ジプニーはスズキの軽自動車を改造したもので、後部座席に8人乗れるようになっていますが、人が外にまであふれて、曲芸のように乗っている人たちもいました。エンジンはもちろん軽自動車なので、坂を上るのは結構厳しいとか。原付のサイドカーは4人乗れるように作ってあって、バイクそのものにも運転手を入れて3人乗りしているのも見かけました。

市内の家のほとんどはトタン屋根の家で、舗装されていない路地もあり、ほこりっぽい道を、バイクやら車やらが上手にそれぞれのすき間をすり抜けて走っていました。

道端で売られていた大きなスイカは、10ペソ(日本円で20円ほど)で、物価の安さに驚いたりで(輸入物は逆に日本より高いくらいなものもしばしばでしたが)到着してから、最初の30分で結構カルチャーショックを受けました。

市内観光した時の現地の男性ガイドさんの話では、発展途上のフィリピンは日本より30年くらい遅れていて、冷蔵庫がない家庭も少なくないとのことでした。「いや、30年前の日本でも、普通は家に冷蔵庫あったはずですけど!」とツッコミを入れさせていただきましたが。

大家族が多いのもフィリピンの特徴の一つのようです。ボホール島に行った時の女性のガイドさんは12人兄弟の7番目で、7人目まで全員女の子、その後男の子が4人と女の子が1人とおっしゃってました。食べ物も全部半分にしなくちゃいけなかったし、大変だったとおっしゃってました。ちなみに、隣の家は20人兄弟だったとか。フィリピンの人々はケセラセラ、なんとかなるさーな生き方なんですって。

そして、驚いたのが、フィリピン人口の男女比。男:女=1:3なんですって!
しかも、ニューハーフも増えているので、本当の男はもっと少ないとガイドさん談。

そして、フィリピンでは、配偶者が死なない限り、離婚ができないとのこと。だから、お金持ちはアメリカに行って離婚するんだそうです。

フィリピン人男性は選択肢は多いけど、結婚は終身刑だから、慎重に選ばないといけない、と男性ガイドさんがおっしゃってました(笑)

セブ島から高速船で2時間くらいのところにある島、ボホール島にも行きました。ボホール島は世界一小さいメガネザルのターシャの唯一の存在場所です。住む環境が変わると死んでしまうそうで(食事を食べなくなったり、頭を打ち付けて自殺するんですって)大事に保護されてました。夜行性だそうで、日中目が開いてないことが多いとのことでしたが、幸い目が開いてるのを見ることができました。女性の握りこぶしくらいの大きさで、とっても可愛らしかったです。



他にも丸っぽい山みたいなのがずっとポコポコ並んでいるチョコレートヒルズも有名です。
子供たちは名前を聞いて、甘いものが食べられるのを期待してましたが、山の見た目がチョコレートみたいという事で名づけられただけで、チョコレートの産地だとかでは一切ありません。

川でのランチクルーズも楽しみました。地元の子供たちが川辺にはえてる背の高いヤシの木に登って、勢いよく川にダイブしてる光景も見ました。

ちなみに、フィリピンの子供たち、今は4ヶ月間の夏休みだそうです。フィリピンでは、学校で英語以外の言語を話すと(タガログ語の授業以外)話した単語の数を逐一記録されて、週末親にその数に応じて罰金を払うようにと電話かかってくるんですって!

フィリピン料理は中華料理に近い感じでどれもおいしかったです。


世界史の教科書に必ず載っている、大航海時代、世界一周を目指したマゼランはセブ島で原住民と戦って、ラプラプという名前の現地の長に殺されたという歴史も知りました。セブ島の人にとって、ラプラプは英雄で、セブ島にある2つの市のうち一つの名前はラプラプシティになっていました。

マゼランがセブ島についた時に原住民が何百人と洗礼を受けて、キリスト教徒になったとのことで、その時にマゼランが持ってきたイコン(崇拝対象になる人形)が今も教会に保管されていて、参拝者が毎日詰め寄せているそうです。

ひとつ、本当に困ったこと。トイレ。ホテルやレストラン以外のトイレは洋式なのに便座がないんです!どうやって使用したらいいのか分からず、恥を忍んでガイドさんに聞いたら、便器の上に乗って、しゃがむんですって。日本のトイレで、便器の上に乗って、しゃがむなという絵を見たことがありますが、これだったのかーと納得。


新しいホテルや、アミューズメント施設も建設中で、またさらに発展していきそうなセブ島でした。
将来発展したセブ島をまた見に行けたらいいなと思います。

カルチャーショックあり、日本ではない色々な体験ありで、たっぷり遊べて、美味しい食事をリーゾナブルにいただけて、歴史も学べて、とっても充実していました。しっかり家族タイムをいただきました。この幸運に感謝し、また張り切って仕事していきたいと思います!

スポーツマウスガードのススメ

  • 2019.04.12 Friday
  • 12:55
新学期に入りました。我が家の息子は4年生に、下の娘は年長になりました。まだまだ甘えたちゃんの2人ですが、昨年度は病欠もなく、毎日元気に学校と幼稚園に通ってくれているので、ありがたいです。息子は小学校3年間皆勤賞で、このまま小学校6年間皆勤賞になってくれればいいなーと話しています。
ママの出張が多いところ、パパと協力して待っていてくれることに本当に感謝です。

6月に鹿児島でスポーツ歯科医学会があり、そこでの発表の準備のために、とっても忙しくしていましたが、何とか一区切りがつきました。今日はその関連でマウスガードについて書きたいと思います。

スポーツ選手でスポーツのためのマウスガード(マウスピース)について全く知らないという人はほとんどいないかと思います。
マウスガード装着が義務化されているスポーツは次のようなものがあります。

・アメリカンフットボール
・高校ラグビー
・ボクシング
・キックボクシング
・女子ラクロス
・極真空手
・アイスホッケー
・インラインホッケー

この他のスポーツは推奨されているものがほとんどで、禁止されている競技というのは、ほぼないようです。

2018年の第100回目の甲子園で準優勝した秋田県代表の金足農業高校の吉田輝星投手が白いマウスガードをしているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

マウスガードには、歯の外傷の予防、脳震盪の予防、一緒にプレーする人を自分の歯で傷つけてしまうことの予防などが期待されています。他にも、パフォーマンスの向上もあるかもしれないと言われています。

ある“かも”、というのは、マウスガードには多くの種類があって、快適なものもあれば、不快なものもあるわけで、不快なものは、パフォーマンスの向上に役立たなくても、全く不思議ではありません。

今回、私は2012年度の学校管理下で生じた頭部外傷について、統計処理を行いました。

頭部の外傷は、目や耳、口といった重要な臓器のある場所ですし、審美的な問題もあります。一番心配なのは、脳へのダメージです。それは生命に関わるかもしれないからです。

衝撃によって脳が大きく揺さぶられると、脳の組織や血管が傷つく脳損傷、脳の活動に障害が出たりする脳振盪など、大きなトラブルが起こり得ます。
脳振盪では、頭部への衝撃により脳に「ゆがみ」が生じ、意識を失ったり、頭を打った前後のことを覚えていない健忘が出たり、フラフラと体のバランスが悪くなったりします。これらの症状は、ふつう一時的ですが、ときにめまいや耳鳴り、頭痛などが何日も続くこともあります。脳振盪を繰り返していると、軽い衝撃だけでまたクラクラしたり、頭痛を起こしやすくなったりすることが知られています。今、世界中で、そのような状況をかえりみずに脳振盪を繰り返した、かつてのアスリートが問題を提起しています。彼らは歳を経てから記憶力や判断力が悪くなったり、怒りやすくなるなどの性格の変化や、認知症のような症状を呈したりしやすい、というのです。スポーツは心身ともに健全に発達・成長するために重要と考えられていますが、その過程で脳に傷を負えば、のちに後遺症を残したり、最悪の場合は命に関わったりもします。

以下に脳へのダメージについていくつか、説明とともにあげます。

・脳損傷
頭部外傷のうち、脳に生じたケガのこと。脳挫傷、急性硬膜下血腫、慢性硬膜下血腫などがある。

・急性硬膜下血腫
脳を包む硬膜、くも膜の間に出血が起こり、血腫となった状態。血腫は脳を広い範囲で圧迫し、脳の血流障害や強いむくみ(脳浮腫・脳腫脹)を引き起こす。速やかに専門施設に搬送し、必要に応じて手術を受けなければならない。手術までの時間が短ければ短いほど、救命の可能性も高く、一刻を争う。

・慢性硬膜下血腫
外傷後1〜3か月かけてゆっくりと頭蓋内に血腫が形成される。血腫が少しずつ溜まるので、手足の麻痺、歩行障害、がんこな頭痛、性格変化、認知障害などの症状が少しずつ悪化する。

・脳振盪
おもに首から上への衝撃によって、脳のはたらきが障害されること。CTなどの画像検査では、明らかな異常が認められない。代表的な症状は「混乱」や「健忘」。意識を失うかどうかは決め手にならない。


今回統計を取っていて、サッカーとバスケットボールでの脳へのダメージが考えられる傷病名のついているものの割合が高いことに大変驚きました。

2012年度、全国の保育所から高等学校の学校管理下でサッカー・フットサルで起きた頭部外傷4172件のうち、755件(18.09%)が、バスケットボールで起きた頭部外傷2584件のうち、372件(14.39%)は脳へのダメージが考えられる傷病名でした。

このうち緊急対応が必要となったに違いない、命に関わる危険度の高いものは、サッカー・フットサルでは43件(1.03%)、バスケットボールでは、16件(0.61%)発生していました。

奥歯がしっかりと噛みしめられるマウスガードの使用で、首の筋肉が増強されるというデータがありますので、頭の揺さぶりが減ると考えられます。そうすると、脳へのダメージを軽くできたかもしれません。

サッカーやバスケットボールでのマウスガードの義務化、最低でも、強く推奨されるようになって欲しいものだと思います。

変顔をしては写真を撮れという娘
子供たちに元気に育って欲しいと思うのは親の共通の願いだと思います。

海外出張

  • 2019.03.12 Tuesday
  • 16:23
3月4日から1週間お休みをいただいて、アメリカのラスベガスでクレイトン・チャン先生の講習会を4日間受けてきました。

チャン先生はニューロマスキュラー治療の世界的な権威として、世界のあちらこちらで講演をされている先生です。
私のニューロマスキュラー治療の更なる前進のために、この講習会に参加してきました。

学ぶことが大変多く、とても有意義な4日間でした。この機会は、さらに私の自信と経験になりました。
今回は日本から参加したのは、私1人でしたので、開拓者的な気分で、その勇気を褒めていただきました。

今回の講習では、さらに物事の本質を見極め、より包括的に治療を進めていけるように訓練されました。これからもこの顎関節治療で、先進的な存在となれるように、常にアップデートをはかっていきたいですし、独りよがりにならないように、見聞を広めるのを忘れないようにしたいと思います。何よりも患者さんにスムーズに早く良くなっていただきたい!と強く思います。

家にいなかったことで、家族には多大な自己犠牲を払ってもらいましたし、スタッフにも大いに助けられましたし、私が担当させていただいている患者さんにも、お休みをいただいたことで、ご迷惑をおかけしたこともありました。帰ってきて、皆さんに歓迎していただき、(特に子供たちからは熱烈な歓迎を受けました)改めて、私って何て幸せ者なんだろうと思いました。

講習会は3月5日から8日まで朝の8時半から6時くらいまで受けて、ディスカッションや実技を交えながら、楽しく学んできました。

せっかくのラスベガスだから何かショーを見たいと思っていたら、最後の金曜日の晩に、ラッキーなことにセリーヌ・ディオンのショーを見ることができました。ゴージャスで、とっても感動的なショーで、魂が洗われるような気持ちになりました。

ラスベガスと言うと、皆さんに聞かれるんですが、、賭け事は一切していません(笑)。単身ラスベガスに乗り込んで、全てが英語の環境に浸かり、アドレナリンはもう十分出ましたので、そういうエキサイトの必要は全く感じませんね。

9日土曜日の朝に飛行機に乗り、3つの飛行機を乗り継ぎ、家に着いたのは19日日曜日の夜でした。その晩はたっぷり寝て、月曜日の朝から特に時差ボケもなく、元気に働けています。我ながら、タフだなと思うのと同時に、この出張に合わせて、副院長がたっぷりサプリを処方してくれていたので、そのおかげもあると強く感じます。

皆さんのサポートに心から感謝します。
また助けていただいて、来年も行かせてもらえたらなと思っています。

矯正症例:他院で顎切の手術が必要と言われた症例

  • 2019.02.20 Wednesday
  • 16:26
今週は日曜日に東京で開かれた日本睡眠歯科学会のセミナーに出席し、睡眠について、医科の先生のご講演を聞いてくることができました。とてもためになることがたくさん聞けましたので、皆さんにもまた還元したいと思います。
たまたま同じ日に副院長も栄養医学のセミナーが東京であったので、夜に母娘2人で美味しい食事を楽しんできました。子供(孫)が生まれると、なかなか母娘2人というチャンスがないので、なんだか昔に戻ったような懐かしい感覚でした。
今週は木曜日も東京歯科大へ行く日なので、あわただしい週になっています。

今日はタイトル通り、矯正症例をお見せしたいと思います。

今日ご紹介するのは高校3年生の女性の患者さんです。小学生の時は、3年間、上の歯だけ取り外しができる矯正装置を使い、その後中学3年生まで、やはり上の歯だけ固定式の矯正装置をつけていたそうです。

顎が痛いと訴えたところ、顎変形症だから、顎の骨を切って手術をしないと治らないと言われたそうで、当院にはセカンドオピニオンでご来院になりました。

お口の中を確認したところ、開咬という、前歯が咬みあわない状態になっているのに加えて、上の歯だけ広げ過ぎて、奥歯が下の歯とちゃんと咬みあわない状態のシザーズバイト(はさみのようにすれ違っているためこのように呼ばれる)になっていました。

B/O

面長なお顔で、笑った時に下顎が出ている印象がありました。

顎を切る手術はしたくないとおっしゃって、お母様と当院で矯正用のプレートタイプの暫間インプラントを使って矯正することに同意なさいました。

上下左右の親知らずだけは抜歯しましたが、その他の歯は抜歯していません。

ご来院になられた時点で、京都の大学への進学が決まっていらっしゃいましたので、遠方からのご通院で、通常の方より来院間隔が長くなりましたが、よく努力していただき、2年弱で治療を終えることができました。

治療後のお口の中です。
A/O

治療前後の横顔のレントゲン写真です。
C/B&A

治療前と治療後のお顔の写真です。
F/B&A

プレートを固定源として、下の歯を1センチほど後ろに引っ張りました。

面長だったお顔が、手術した並みに綺麗になりました!下唇の下のくぼみもとってもきれいに出ています。
笑った時の印象が全く別人ですね!

もちろん、ニューロマスキュラーで咬み合わせをチェックしてますし、顎の痛みはもうないそうです。

この症例を通して、やはり私は気を付けたい、と再度認識したことは、
下手に、片側だけの矯正治療をしないこと!一時的に片側だけ手を付けるとしても、できるだけ短期間で終わらせること!です。

日頃から、自分や自分の子供だったら何を選択するか、という視点で考えるようにしています。


顎の骨を切る手術をしたら、1ヶ月近く入院することが多いですから、必ず学業に影響が出ますし、術後の痛みと苦しみから来るご本人の負担は大変大きいものです。顎切では出血に備えて、通常、自己血を輸血できるように術前に採血しておきますが、それ以上に血液が必要になることもありえます。つまり、様々なリスクを伴うわけです。

さらに、矯正治療の一環として矯正歯科医と口腔外科医が協力して手術するならまだしも、美容整形での顎切の手術ではもっと悲惨なのを見たことがあります。それは、術後歯が全然咬み合わせられない!という状況。特に上か下か、片側だけやったら、なお悲惨です。「咬めない→痛い→死にたい」となってしまった話を聞いたことがあります。

最近、ネットで、700万円ほどかけて整形したというアイドル「明治」さんの記事を読みましたが、口元がゴリラみたいに出てたから、という事で、韓国で上下の顎の骨を切る手術をした時の体験をこのように語っていらっしゃいました。出典はこちら 


「術後は、鼻にチューブが入っているので口呼吸しかできないうえ、手術前から、丸24時間以上、飲食もNGなので、喉がめっちゃ渇くんです。麻酔が抜けてからも、血の痰が大量に出てくるので、10分くらい寝ては痰が詰まって目が覚める……の繰り返し。そんな状態が2日くらい。ようやく痰が収まったと思ったら、今度は顎を固定する圧迫バンドの締め付けで、ずっと頭が痛いんです。覚悟はしていましたが、想像以上に辛くて、まさに生き地獄のような1週間でしたね」
「帰りの飛行機も大変だった。あごが動かないせいなのか、耳抜きできないんです。おかげで耳がキーンとしっぱなしで、日本に着いてからも3時間くらいずっと頭も痛いし、めまいもするし、本当に辛かった。」
「整形をしてから、笑顔が引きつっているように見えたり、しゃべっているとき下の歯がすごく見えるようになったので、そこはちょっと気になってますね。」



明治さんのビフォーアフターの写真を見ましたが、矯正だけでも、この様な口元にできるなーと思いました。矯正するという事は考えてもらえなかったのかなぁ〜?もちろん整形よりも時間はかかってしまいますが、少なくとも変なひきつった笑い方にはならなかったはずだし、「地獄」の苦しみもないはず。
私としては、ちょっと残念な気持ちになってしまいます。

今日ご紹介した患者様には、手術なしに美しくなっていただき、さらに痛みなく、元気に過ごしていただけるようになって、私も本当に嬉しい限りです。本当におめでとうございます!お疲れ様でした!

認知症

  • 2019.01.30 Wednesday
  • 14:24
誰もが認知症になりたくないと強く願っていると思います。認知症のご本人も生活のし辛さを感じるでしょうし、認知症の方を持つ家族も、その方を支えるために多大な労力を払うことになるようです。

では、突然ですが、ここで問題。
認知症が最も多い国はどこでしょう?

日本抗加齢医学会雑誌でこのグラフを見つけました。
認知症

人口1000名当たりのアルツハイマー型認知症は、なんと、日本が1位!!
え〜!日本が一番多いの!?とちょっとショックを受けました。

でも、ちょっと待てよ、高齢者が多い国ほど、認知症患者は増えるのではないの?と思い、このランキングと各国の平均寿命、高齢化率を比較してみました。(数字はこのサイトこのサイトから拾っています。)


数字の羅列は人口1000名当たりの認知症患者数ランキングと、2016年平均寿命ランキング(歳)、高齢化率(総人口に対する65歳以上人口の比率)%ランキングです。(うまく表をブログに載せる手立てがわからず、見づらくなりました、すみません)
1、日本         1 日本 84.2           1 日本 27.05 
2、イタリア         7 イタリア 82.8           2 イタリア 23.02
3、ドイツ         26 ドイツ 81.0       4 ドイツ 21.45
4、ポルトガル         18 ポルトガル 81.5       3 ポルトガル 21.50
5、フランス         4 フランス 82.9           11 フランス 19.72
6、ギリシャ        23 ギリシャ 81.2           7 ギリシャ 20.40
7、スペイン       3 スペイン 83.1       14 スペイン 19.44
8、フィンランド    21フィンランド 81.4       5 フィンランド 21.23
9、スウェーデン    11 スウェーデン 82.4         8 スウェーデン 19.99
10、オーストリア    16 オーストリア 81.9       16 オーストリア 19.20
11、ベルギー        23 ベルギー 81.2           23 ベルギー 18.57
12、スイス        2 スイス 83.3           25 スイス 18.44
13、イギリス        21 イギリス 81.4           24 イギリス 18.52
14、デンマーク    23 デンマーク 81.2       12 デンマーク 19.68
15、オランダ        17 オランダ 81.6           20 オランダ 18.78
16、ノルウェー    10 ノルウェー 82.5       30 ノルウェー 16.82
17、エストニア    39 エストニア 77.8       13 エストニア 19.45
19、リトアニア    77 リトアニア 75.0       19 リトアニア 19.00
20、ラトビア        77 ラトビア 75.0           9 ラトビア 19.75
21、オーストラリア    4 オーストラリア 82.9       36 オーストラリア 15.50
22、ニュージーランド    15 ニュージーランド 82.2        38 ニュージーランド 15.32
23、ルクセンブルク    11 ルクセンブルク 82.4        48 ルクセンブルク 14.31
24、カナダ        7 カナダ 82.8           29 カナダ 16.98
25、アイスランド    11 アイスランド 82.4       47 アイスランド 14.43
26、スロベニア    27 スロベニア 80.9       17 スロベニア 19.06
27、チリ        30 チリ 79.5           62 チリ 11.09
28、アメリカ        34 アメリカ 78.5           37 米国 15.41
29、アイルランド    18 アイルランド 81.5       50 アイルランド13.93
30、ハンガリー    58 ハンガリー 76.0       22 ハンガリー 18.58
31、イスラエル    14 イスラエル 82.3       58 イスラエル 11.73
32、チェコ        31 チェコ 79.2           18 チェコ 19.03
33、ロシア        103 ロシア 71.9           49 ロシア 14.18
34、ポーランド    39 ポーランド 77.8       31 ポーランド 16.76
45、韓国        9 韓国 82.7           51 韓国 13.91
46、コスタリカ    29 コスタリカ 79.6       74 コスタリカ 9.47
47、スロバキア    41 スロバキア 77.4       40 スロバキア 15.07
48、ブラジル        74 ブラジル 75.1           77 ブラジル 8.55
49、トルコ        50 トルコ 76.4           80 トルコ 8.15
50、中国        50 中国 76.4           65 中国 10.64
51、メキシコ        48 メキシコ 76.6           94 メキシコ 6.86
52、コロンビア    74 コロンビア 75.1       85 コロンビア 7.65
53、インド        125 インド 68.8           103 インド 5.99
54、インドネシア    123 インドネシア 69.3       111 インドネシア 5.32
55、南アフリカ    153 南アフリカ 63.6       110 南アフリカ 5.34


こう見ると、人口における高齢者の割合や、平均寿命と相関関係があるらしきことが見えてきます。

ちなみに、健康寿命(自立した生活ができる期間)は
1 シンガポール 76.2
2 日本 74.8
3 スペイン 73.8
4 スイス 73.5
5 フランス 73.4
6 キプロス 73.3
7 カナダ 73.2
7 イタリア 73.2
9 オーストラリア 73.0
9 アイスランド 73.0
9 ノルウェー 73.0
9 韓国 73.0
13 イスラエル 72.9
14 ニュージーランド 72.8
15 ルクセンブルク 72.6
16 オーストリア 72.4
16 スウェーデン 72.4
18 マルタ 72.2
19 アイルランド 72.1
19 オランダ 72.1
21 ギリシャ 72.0
・・・
出典はこちらのサイト

統計からすると、日本人は人生最後の9.4年は自立できずに生活している状態だという事になりますね。

日本の薬市場は10兆円規模だそうです。
日本の人口が世界の人口に占める割合は1.6%ですが、世界で販売されている薬の40%は日本で消費されているそうです。日本人、薬漬けですねぇー
ピンピンコロリが理想と言われますが、大して必要でもない薬を、念のためと長期間服用することの副作用も懸念されています。

本当の意味で寿命を延ばせるようにできるといいですね。

元気に最後までいていただくには、口からものが食べられるということが、必須です。
歯の大切さにより多くの皆さんが意識を持っていっていただけますように。

あけましておめでとうございます

  • 2019.01.05 Saturday
  • 11:36
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

去年の望年会(うちでは忘年会ではないのです)では、みんながコスプレして、出し物して、コメットのスタッフの出し惜しみしない素晴らしい態度に大いに笑わせてもらって、楽しみました。こんな”できる”スタッフに恵まれていて、本当にありがたく思っています。

去年は、私自身、色々なステップアップのできた年で、とっても充実していた年した。

私のステップアップのために協力してくれている家族、スタッフに心から感謝です。
続いているご縁、新しいご縁にも恵まれました。

何事も当たり前のことはないと認識して、感謝しつつ
「すべては患者様のために」をモチベーションに今年もさらにパワーアップしていきたいと思います。



仕事を頑張るためにも、家族と一緒に過ごすリフレッシュの時間をとても大切に思っています。

このお正月は長野でスキー旅行を楽しみました。
今シーズンは雪が少なくて、去年の年末に企画されていた、息子のスキーキャンプも中止になるほど異常事態で心配していましたが、ラッキーなことに、私たちが旅行に行く前にたくさん雪が降ってくれて、ふわふわのパウダースノーを楽しむことができました。




すでに存じ上げている方にも、初めての方にも、今年お会いできるのを楽しみにしています!

姿勢と咬み合わせ

  • 2018.12.10 Monday
  • 12:37
顎の位置が姿勢に影響するというのは、あまり広く知られていないと思いますが、確かに起こることです。

下顎の位置が変わると、姿勢にどのような影響が出るのか実験した論文があります。

実験的下顎偏位が静的直立姿勢に及ぼす影響(Influence of Experimentally Deviated Mandibular Position on Static Standing Posture)(英語)(原著論文)
Author:Yamazaki Go(Department of Sports Dentistry, Tokyo Dental College), Takeda Tomotaka, Nakajima Kazunori, Konno Michiyo, Ozawa Takamitsu, Ishigami Keiichi
Source: International Journal of Sports Dentistry (1883-2865)7巻1号 Page085-093(2014.11)

この実験では、下顎を左にずらすような装置を作っておき、下顎を普通にしている時と比べて、姿勢がどのように変わるのか調べました。
この論文では、10人の男性に平均で、3.8mm顎を左にずらす装置を作って、姿勢を計測したところ、顎を普通にしている時と比較して、平均で頭が3.6mm 、体幹が2.0mm、骨盤が1.6mm、右脚は0.6mm、それぞれ左にずれていました。

下顎は頭蓋にぶら下がっていて、バランサーの役割をしていると言われていますが、そのバランサーが位置を変えると、重たい頭をてっぺんに載せている人間は、バランスを崩して、倒れていかないように自然と体を傾けることになるのですね。

このような姿勢のゆがみが長いこと続くと、頭を支えている首、肩の筋肉が片方だけこったり、片方の腰や膝が痛くなったりしても、おかしくないですよね。あるいは、姿勢や、顔の左右差などの見た目が大きくゆがむ結果になるかもしれませんね。

今日ご紹介するのは、60代の女性の方です。
長いこと横向き寝をされていたのも影響して、上の歯が内側に倒れ込んできて、かなり、上顎が狭くなってしまっていらっしゃいました。その結果、下顎が後退位を取らざるを得なくなっておられ、よく当たる奥歯の歯周病が重度に進行して、歯がぐらぐらしてしっかり咬めないような状況になってしまっていらっしゃいました。

顎の痛みは全然感じていらっしゃいませんでしたし、首や肩、腰のコリなどもそれほど感じてはいらっしゃいませんでしたが、歯周病が進行してしまっていることに、咬み合わせのずれが影響している可能性が高いことをお話し、最適な顎の位置を調べて、その位置で被せ物をして、ぐらぐらしている歯を前後でつなげるご提案をさせていただきました。

治療に同意していただいて、通常のニューロマスキュラーのやり方にのっとって、最適な顎の位置を調べて、仮歯の材料で前後の歯をつなげさせていただきました。

治療前にお撮りさせていただいた姿勢の写真です。
posture1

仮歯の状態で、最適な顎位になっているか、再検査をした時の姿勢の写真です。
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側方から見た時の猫背、すっごく変わりましたね!!
この写真を見て、「え?どうしてこんなに変わったの?!」とご本人が一番驚いていらっしゃいました。
「咬み合わせでこんなに変わるなんて!」とにわかには信じられないご様子でした。

私もこの咬み合わせ治療をさせていただくようになって10年以上経ちますが、患者さんのびっくりするような変化を見ては、ご本人やスタッフと一緒に驚きと喜びを分かち合うような日々です。

コナー・ディーガンを探して

  • 2018.11.14 Wednesday
  • 17:33
先日出席してきたラスベガスのOC(ニューロマスキュラーコンセプトの咬合治療をしているメンバー)とグループメールで繋がっているのですが、その中で、この動画を教えてくださった先生がいらっしゃいました。私は、感動して、涙が出ました。今日はその内容を紹介したいと思います。

元はこちらのYouTubeです。

私が訳してますので、違う解釈の仕方や、もっとこなれた言い回しがあるやもしれませんが、そこは愛嬌でお願いします。

コナー・ディーガンを探して
 バレリー・ディーガン
私たちのストーリーを話すに当たって、一番最初から話さずにはいられません。
息子は“扱いやすい”子供だったことは一度もありませんでした。

生まれた時からいつも、要求が多く、感情の起伏が激しく、楽しもうとすることが全くない子でした。

この行動は徐々にひどくなっていき、見通しのつかないまま、許容するしかありませんでした。

2011年は忍耐の限界を超えていました。

息子はいつでも、悪い意味での注目の的でした。

学校でも家でも、激しいかんしゃくを起こしていました。

息子は私と世の中を嫌い、「死ねたらいいのに」とよく言っていました。

息子は宿題をする時は、いつも泣きわめいていましたし、しょっちゅう誰かをいじめていました。

息子の行動には、周期性も、理由も見当たらないように見えました。

何のきっかけもないのです。

ある時、私は息子に何かを投げつけるように言うと、息子はためらうことなくやりました。

でも、10歳のある時、同じことを言うと、かんしゃくを爆発させて、自分自身を床に投げつけました。

一度かんしゃくを爆発させると、落ち着くまでに、2,3時間かかりました。

4年生の時の通知表はD(平均以下)かF(不可)ばかりが続き、先生からのコメントも否定的なものばかりでした。

一人の教師はここまで言っていました。「息子さんの‘潜在能力’はあるのかもしれないですが、普通じゃありません。努力し甲斐がありません(本来あるはずですが)」

そうです、息子は他の子供たちとは違っていました。
息子は家でも学校でも、あまりにも指示に従えないので、全ての人に負担になり過ぎていました。

学校は、個人教育プログラムに切り替えるようにと圧力をかけてきました。そうでないと4年生から追い出すというのです。

私はやけくそになって、個人教育プログラムの同意のサインをしました。そして、あちこちに息子の問題は何なのかはっきりさせてもらうように連絡を取りました。

初めに、かかりつけの小児科医に連絡しました。アレルギーと睡眠の検査、そして医学的な問題があるのか分かるような検査をするようにお願いしました。

加えて、1週間に2回、親と子供の相互セラピーにも参加しました。一番後悔しているのは、精神鑑定を受けさせたことです。

精神鑑定は、彼にレッテルを張っただけでした。

ルーリー小児科病院で受けた睡眠検査の結果は
・いびきによる覚醒
・部分的な覚醒
・歯ぎしり
・上気道閉塞の増加
・閉塞性睡眠障害を引き起こす呼吸

アレルギー検査では、ペットと何種類かの木にアレルギーがあるという事がわかりました。

精神鑑定の結果が出るのには4〜6週間かかりました。

精神鑑定の結果は(アレルギーや睡眠検査の結果を検討に入れることなく)
知的障害のない反抗挑戦性障害(ODD)ということでした。

シカゴのルーリー小児科病院呼吸器科での相談の結果、医師は治療すべき方向を指し示してくれました。

その医師はさらに、鼻詰まりを治すため必要なアレルギーの薬も処方してくれました。

また地元の歯医者に行って、治療の必要があるのか見てもらうように勧めてくれました。

歯医者がどうやって息子の異常行動を治してくれるのでしょうか?

診断されていなかったドミノ効果をもたらす気道の問題を理解することがカギです。

鼻から呼吸できないなら、口で呼吸するしかありません。

口呼吸が四六時中、何年も続いていると、口腔と気道、そして子供自身の発育を阻害します。

口蓋は高いアーチになってしまい、顎の中に舌を適応させることができなくなり、扁桃腺とアデノイドが肥大します。

これ全てが気道の閉塞につながるのです。

様々な科の医師と共に、息子の気道と睡眠の質の改善のために治療しました。

・扁桃腺とアデノイドの除去
・舌小帯の改善
・歯列の拡大
・抗アレルギー薬の内服

そして、1年後

1

私は誇りを持って、息子を紹介することができます。

私達は、コナー・ディーガンを見つけ出すことができました。

息子がそこにいるという事はずっとわかってはいたのですが、息子の極限の疲労に隠れて、息子を見ることができませんでした。

どこかで読んだことですが、もし子供でいっぱいの部屋があるとしたら―――
1/2の子供はADHD注意欠如多動性障害/ADD注意欠如障害と診断され、他の1/2は睡眠欠乏症とのことでした。

訓練された精神科医が正しい診断を下す可能性は低いでしょう。

なぜなら、これらの子供たちの徴候や症状がほとんど同じようなものだからです。

もしも、診断されていない睡眠欠乏がADHD/ADDと診断される子供が増えている本当の原因だったら?

眠そうな子供は全て、睡眠のスクリーニングをするべきです


2

私の息子の将来は明るいです。 DやFだった息子の成績は3つのA(優秀)と1つのB(平均以上)になりました。

息子は完璧ではありませんし、たまにはバカな選択をします。

息子は今も以前の“問題児”からの変革中です。

私は息子の成功を胸を張って報告できます。

息子が学校の従来の考え方を変えるきっかけになるなんて、誰が想像したでしょう?

これらの経験を通して、教員は子供の扱いに苦労している親に対して、こんな質問をすることを学んだかもしれません。
「お子さんの睡眠検査をすることを考えたことはありますか?」
「お子さんはアレルギーの検査をしたことはありますか?」
あるいは
「歯科医師にお子さんの口の成長具合を確認してもらったことはありますか?」

こうなれば、私の個人的な意見では、この国の健康状態はかなり良くなると思います。

コナーの唯一「悪かった」ところは、睡眠中に満足に呼吸ができていないことだけでした。

息子の健康のために一緒になって働いてくれた医師と歯科医師に、永遠に感謝します。

医師たちは前進的な考え方を持ち、同僚の考える限界を超えて、勇気を持って行動し、治療の新しい規範を示し、製薬会社の大々的な経営に疑問を持ち・・・

私に息子を返してくれました。

医師たちは、私たちの家に平安と、心の喜びを運んできてくれました。
私が息子にあげれなかったもの ――― しっかり眠る能力を与えてくれました。

ありがとう、ありがとう、
ありがとう、ありがとう、
ありがとう、ありがとう、

100万回以上のありがとう


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OC 10th Anniversary Summit

  • 2018.10.30 Tuesday
  • 09:50
Occulusion Connections(OC)というアメリカのラスベガスで開業されているチャン先生のもとで、ニューロマスキュラー治療(咬み合わせ治療)に関して、系統的にプログラムされているアドバンスコースを受けて、さらに掘り下げながら勉強しているグループがあります。

Occulusionとは、咬み合わせという意味で、Connectionには関係、結びつき、という意味がありますから、日本語にすると咬合関係となるんでしょうが、咬合と全身の関係、歯科医療チームとしての結びつきといういくつかの意味も含んでいるようです。

チャン先生がこのOCを立ち上げてからちょうど10年がたったので、それを記念する集まりがラスベガスでありました。
ぜひおいでよと声をかけていただいたので、思い切って行かせていただきました。

「思い切って」というのは、子供を産んでから、海外への単身出張は今回が初めてだったからです。3年生の息子と、年中の娘は、だいぶ自分で自分のことができるようになったのもあって、家族とスタッフの協力の元、行かせてもらいました。

この集まりに参加されている先生たちは、本当に家族のように温かくて、お互いへの気遣いや、盛り上げようとする雰囲気、学ぼうとする情熱が素晴らしくて、とっても素敵な雰囲気の中で、楽しく学んでくることができました。

こういうような集まりって、発表する側のとってもうまく行った症例だけを選んだ、症例の「展示会」になりやすいものですが、歯科医療人としてだけでなく、人生のモチベーションを上げるような話からスタートし、いかに歯科医師として、他の人の人生を良い方向に変えられるのか、その素晴らしさを語り合ったり、ジョークやユーモアを交えて、大笑いしながらと、すごく楽しい集まりでした。

会場は、ゴルフ場だったので、話を聞いている横で、他のお客さんが素晴らしいお天気と景色の中、ゴルフを楽しんでいて、こちらまで伸びやかな気持ちになる風景でした。
Best Bears

今回の集まりには、アメリカの様々な州からお越しの先生はもちろんのこと、カナダ、ロシア、ドイツ、シンガポールそして、日本からも先生たちが集まっていました。講演者はメディア出演をされたり、世界を股にかけて講演されているような方々で、大変啓発的でした。このOCの先生たちにまたお会いできるのがとっても楽しみですし、私もそのような場でプレゼンするような歯科医師になれるように、もっと研鑽をつんでいきたいと強く思いました。

C
certificate

今回はゆっくり観光の時間を取ることができなかったのですが、学会の前日の午後3時くらいに空港に着いたので、少し市内をぶらついて、綺麗なお姉さんと写真を撮ってもったり、(チップ必要でしたけど)
+g
g

ベラッジオの有名な噴水のショーを見たり、世界的に有名な3つ星レストランのシェフのゴードンラムゼイのハンバーガーを食べたりはしてきました。学会が終わった夜に、シルクドソレイユの’O'というショーを見たり、ちょっとはラスベガスを楽しんでこれました。

私の乗った飛行機は、セントレアから成田、成田からサンフランシスコ、サンフランシスコからラスベガスと3つ乗り換えが必要でした。上空から、日本を見ると緑が多いと感じるんですが、アメリカはとても乾燥してそうな茶色で、だいぶ違うものなんだなと、水と緑の豊かな住まいにありがたく感じました。

帰りの飛行機で隣に座った方とお話する機会があったのですが、その方はカリフォルニアで電力会社にお勤めで、電気メーターの修理をする仕事をしているとおっしゃっていました。日本では、そんなにメーターの修理が必要だとは聞かないけれどと言うと、カリフォルニアは水不足だから、水を求めて、地中深く掘削していく人が多くて、電気メーターが溶けちゃうほど、電気を使うんだそうです。乾燥してるから、火事も多いんだとおっしゃってました。

アメリカは個人主義で何でも人と違うものなのかなと思いきや、ほぼ同じ見た目の家がずらーっと並んでいて、タクシーの運転手の方に、住んでいる地区の厳しいコミュニティーの規則(家の外観についてや、芝の長さはどれほどに保たないといけないだとか)があるんだと聞いたり、文化や土地柄の違いについても触れることができて、大変興味深かったですし、自分の環境についてあらためて感謝できると思いました。

最後に名前に関する話を一つ。
私のアンナという名前は、両親が外国でも通じやすいようにとつけてくれたものです。どこに行っても、すぐに覚えてもらえるので、とってもありがたく思っています。(カネミツは難しくて、まともに言える外国の方はほとんどいませんけど)
先程の飛行機でお隣になった方の奥さんは「まみ」さんという名前の日本の方で、小さなお子さんがいらっしゃるそうですが、お子さんが幼稚園や学校に上がったら、こんな会話になるのが目に浮かぶとおっしゃってました。

”What is your mommy's name?" 「マミーの名前は?」
”Mami"「マミー」
”No, I'm asking your mommy's NAME”「違う、違う、マミーの名前を聞いているの」
”Mami"「マミー」

これを読んで、どなたも気を悪くなさらないでくださいね。。。

ありえへん世界・矯正症例

  • 2018.09.28 Friday
  • 17:58
「ありえへん世界」という番組から、数か月前からコンタクト、取材があり、9月25日に放映がありました。
私がADの方を患者さんに見立てて、ニューロマスキュラー検査の様子を撮影されてたんですが、見事にカットされていました。
えーえーそうなるだろうと思っていましたよー
まじめに検査しているシーンなんて、面白みも派手さもないですからねぇー

ありがたいことに、この建物に引っ越してきてから、何度もテレビの取材をして頂いています。最初の頃はテレビに映るなんて〜!!ともの珍しさもあって、放映日を指折り数えて、ドキドキしながら待ったものですが、最近は「あれ?今日じゃなかった?録画しといた方が良くない?」な程度になってきてしまいました。

今回はさらにちょっと間抜けな話なのですが、、前日にDVDプレイヤーを買い替えて、私はまだ一度も触っていなかったので、設置してくれた夫に番組の録画予約をしてくれるように放映日の朝に頼んで、放送時間にそのまま録画中の番組を見ていたのですが、なかなかうちが登場しません。
一緒に診ていた息子に何度か、「これ間違ってない?」と聞かれましたが、「多分もう少し待てば出てくるんだよ」と答えていました。放映終了時刻に近づいてきて、気がつきました、見ている番組のタイトルが、聞いていたのとちょっと違うと。
「世界のありえない映像大賞」をずっと見ていました。(笑)まぎらわしいわ〜!!

ま、次の日はちょうど月1のスタッフ勉強会の日だったので、ちゃんと録画に成功した院長が、うちが出てきたシーンだけ、見せてくれたんですけどね。
かなりの誇張表現・拡大解釈に苦笑いの番組でしたが、院長・副院長にはfacebookを介して、色々コメントをもらって反響があったみたいです。
私のブログもおまけで?放映日にアクセスしてくださった方がいつもより多かったです。

話は変わって、今日は、また矯正症例をのせたいと思います。
今回の方は、以前に矯正を経験された方で、上顎の小臼歯2本と下顎の前歯2本がない方でした。
矯正前の写真です。

BO

BF

え?こんなに歪んでるのに矯正したの?と思われるかもしれません。以前に矯正された先生が、この状態で治療を終了されたはずはありません。つまり、矯正装置を外した後に、どんどん歪んできてしまったのです。
お口の中の状態や顔を見て、何がこの歪みを作ってしまったのか、つまり、どんな癖があったのか想像できますか?
うつぶせ寝で、左側を枕につけて寝ていただろう、とか、右で頬杖するかもしれない、とか左咬みだろうとかイメージできます。

癖について、とてもよく理解していただき、ご協力いただけました。矯正治療中にご結婚もお決まりになったので、式に間に合わせるために、最後は急いで治療を進めて、1年2か月で終了しました。顎をニューロマスキュラーポジション(最適な位置)に持って行く取り外し式の装置はまだ継続してご使用いただいて、さらに咬み合わせを緊密にしていく必要がありますが、大変綺麗になられました。

OA

AF

小顔になっていらっしゃるし、左右非対称もだいぶ改善されてきていると思います。

上顎がどれほど広いか、は下顎の位置が決まる上で大変重要な役割を持っています。
この方のように、上顎が少し狭い、は下顎がかなり狭いにつながる方もいらっしゃいますし、上顎が狭いことが、下顎が後ろに下がったり、左右どちらかにずれる結果になるタイプの方もいらっしゃいます。

大変恐ろしいのは、下顎が本来の位置からずれているのにも関わらず、歯医者がそれを無視して、下顎がずれているその位置に合わせて上顎の歯を移動させたり、狭かったり、左右のバランスが悪い上顎に合わせて、下顎を押し込めようとすることです。

例えば、出っ歯の方を例にとって説明したいと思います。出っ歯とは要するに、下の前歯より、上の前歯が大きく前方にあるという事です。

やってはいけないのは、下顎が後ろに下がり過ぎている場合、その事実を無視して、上の歯だけ抜歯して、上の前歯を引っ込めるという治療です。
この治療の結果起こりうることとしては、
下顎と舌はますます窮屈になります。解放される位置を求めて、食いしばりや、歯ぎしりが増えるかもしれません。
下の前歯のすり減りが大きくなったり、上の前歯がぐらぐらになることもあります。
関節がすり減って、口が大きく開けれなくなるかもしれません。

さらに自律神経系に影響が出ることもあります。
めまいがひどくなったり、とにかく疲れやすかったり、肩こりや首こり、腰痛がひどくなったり、頭痛がしたり、顔の歪みや老化現象が進んだり・・・こうなれば精神的に健全とは言えない状況になっても不思議ではありません。

ここのところ、他院で治療を受けて、この様な症状が出て、大変お困りになって当院に遠方から来院される方が増えていると感じます。中には症状がひどすぎて仕事を続けられなくなってしまう方もいらっしゃいます。

さらにお気の毒なのは、歯医者にこういった症状を理解してもらえない、話を聞こうともしてもらえなくなり、心も傷つけられて、さまようはめになることです。

歯医者が謙虚になって、むやみやたらに咬合を触ることは、人生を狂わせることもあると認められればいいのですが、そうではなく、患者がおかしいと決めつける人もいます。

一方で、謙虚に、咬合を触ることの恐ろしさ、咬合治療が全身症状を変化させうることを認め、自分には治療できないから、やってくれるところを探すようにと患者さんに促せる先生もいらっしゃいます。

やはり、他院であれこれ咬合を触られて顎関節症状がひどくなってしまい、現在遠方から当院にニューロマスキュラー矯正治療で通院してくださっている、F様という方がいらっしゃいます。
F様に今日伺った話ですが、咬合治療ができるところを探すようにと言ってくださった歯科医師に、F様が今はコメットに通っていることをお伝えになったら、先生が「それなら良かった」とおっしゃってくださったとお聞きしました。

同業者から、咬合治療について、公に攻撃されて、大変がっかりさせられることがありましたが、逆に、このように肯定の声を聞かせていただけることは、本当に嬉しい事です。教えてくださったF様にもとっても感謝です。ありがとうございます。

これからも、一人でも多くの患者さんの助けになれるように私自身精進して参りたいと思いますし、正しく咬合治療ができる先生が増えていくように心から願っています。


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